浚渫土・産業副産物の有効利用

 

概要

物流・海運のグローバル化に伴い、その基軸となる港湾の整備はますます重要になりつつあります。
特に、港湾泊地ならびに航路の維持や大水深化によって発生する浚渫土砂の活用は、大きな課題となっています。
当社では、多くの工事経験により蓄積してきた浚渫ならびに浚渫土に関する知見と技術を活かし、改正海洋汚染防止法の規制の下での海洋投入、除去・無害化などの処理も含む海面・陸上処分、用材としての海底再生・自然再生・改質利用・土地造成利用などに関する以下のようなソリューションを提供しています。

浚渫土・産業副産物の有効利用

海底再生利用

二重管トレミー工法

臨海部埋立に際して形成された深堀跡の埋め戻しなどにあたり、投入土砂の落下エネルギーを利用した水流循環によって発生汚濁の低減と管内貯留が図れる環境に配慮した浚渫土投入工法です。

自然再生利用

覆砂工法の調査・設計・施工管理法

内湾環境の再生に際しその用材として浚渫土活用が進められており、海浜や干潟への利用事例が増えています。
投入後の浚渫土上への覆砂において、浚渫土の特性を把握しめり込みや沈下の低減、砂材のロスなどをなくすためのトータルソリューションを提供しています。

改質後用材利用

[改質・改良]

カルシア改質土

浚渫土砂と産業副産物であるカルシア系改質材の混合により、強度負荷などの改質・改良や不栄養物質の発生抑制を行い、その用途拡大を図る技術です。

[分級]

ソイルセパレータ・マルチ工法

砂質系の浚渫土砂から、礫分、砂分、シルト分を抽出、有効利用する工法です。
粘土分は凝集沈殿、脱水などで減容化して処理します。

土地造成利用

海洋投棄

海の相談室

海の相談室の培ってきた豊富なノウハウで、年々難しくなる海洋投棄の対応を支援します。

臨海部は日本の発展を支えてきた多くの産業の拠点でもあります。
製鐵・電力その他産業から発生する副産物の活用に関するソリューションを提供しています。

用材利用

フロンティアストーン™・フロンティアロック™

製鋼スラグと高炉セメントの原料である高炉微粉末と砂などを練混ぜ、水和固化させて製造した人工石材です。
準硬石相当の強度、高い海藻等の付着製を有し、石材代替の利用にお答えします。

お問い合わせ

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