世界の水資源は、人口の増加、水需要の増加、気候変動などの要因によって、その持続可能な利用が脅かされています。水ストレスが世界中で深刻化していることを踏まえ、当社グループは、事業活動において周辺環境へ配慮しつつ、適正な管理の下、水資源の持続可能な利用に取り組んでいます。
当社グループの主な活動拠点である建設事業(土木、建築)の現場は、毎年場所や拠点数が変化し、また工事の内容によっても取水量や排水量が異なります。このため、現場ごとに施工前に検討会を実施し、対象地域の特性に応じた水利用や水質管理を計画し、「重大な環境事故の発生ゼロ件」を目標に、水質汚濁対策および施工中の水質管理等を実施しています。目標達成状況については、定期的にモニタリングを行い、経営層からなるESG委員会がその結果を評価し、継続的な改善を実施しています。
当社グループでは、海外の主な建設現場における水ストレスを下表のように把握し(2025年12月時点)※、対象地域の特性に応じて、水資源の利用の最適化を図っています。
| 国・地域名 | 作業 所数 |
水リスク |
|---|---|---|
| シンガポール | 4 | 高い |
| インドネシア 西ジャワ州 |
1 | 高い |
| インドネシア バリ |
1 | 非常に高い |
| バングラデシュ ダッカ |
2 | 非常に高い |
| バングラデシュ チッタゴン管区 |
1 | 非常に高い |
| フィリピン カビテ州 |
1 | 高い |
| カンボジア シハヌークビル州 |
1 | 高い |
| アンゴラ ナミベ州 |
1 | 中 〜 高 |
| コートジボワール アビジャン自治区 |
1 | 中 〜 高 |
| ケニア モンバサ |
1 | 高い |
当社グループでは、事業活動における節水や雨水の利用、水使用の効率化を図る技術開発等を推進し、限りある水資源の持続可能な利用にサプライチェーン全体で取り組んでいます。また、地域社会とも連携し、水域周辺の清掃や水循環を支える生態系の保全などに取り組み、水資源の持続可能な利用の確保を推進していきます。