自動粉じん低減装置

粉じん見張り番

Automatic Dust-Reducing Device

概要

施工中の工事現場では、土砂の掘削や建築物の解体、工事車両の走行に伴い、粉じんが発生するため、周辺環境へ悪影響を及ぼさないように対策が求められています。

「粉じん見張り番」は、現地の粉じん拡散状況を風向風速計と粉じん計により常に監視し、あらかじめ設定した風向・風速や粉じん濃度(管理基準値)に応じて自動的に散水するものです。散水が必要な状況になると、シリコン製のノズルが水圧により高速で左右に繰り返し振動しながら水を散布することで、面状に水滴のカーテンを形成してその面を透過する粉じんを低減します。

粉じん見張り番の散水イメージ

図-1 粉じん見張り番の散水イメージ

特長

1)現地の粉じん拡散状況を風向風速計と粉じん計により常に監視し、あらかじめ設定した風向・風速や粉じん濃度(管理基準値)に応じて自動的に散水します。
2)ノズルが水圧により高速で左右に振動しながら水を散布することで、面状に水滴のカーテンを形成してその面を透過する粉じんを低減します。
3)散水は必要な状況にのみ自動的に行われるため、節水型であり、タンクへの給水作業や経済的な現場の負担が軽減されます。
4)現場の条件や影響を受ける対象に応じて、自立式タイプと万能塀等に固定するタイプを使い分けることができます。
粉じん見張り番の構成

図-2 粉じん見張り番の構成

実績

  • H25水道管撤去工事
  • 東京国際空港国際線地区共同溝
  • 広島港海田地区桟橋撤去工事
  • 神戸港六甲アイランド地区岸壁(-16m)等耐震改良工事
  • 横浜港大黒地区岸壁(-12m)(改良)築造工事
  • 令和2年度 清水港日の出岸壁(-12m)改良工事(その2)

その他

関連特許

  • 特許第6166923号

技術登録

  • 新技術情報提供システム (NETIS登録TH-190002-A)

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