横浜市立浜中学校2年生の男子生徒2名が就業体験の一環として、技術研究開発センターを訪れました。
就業体験では、ビルなどの建築物やトンネルや橋などの土木構造物といった様々な構造物に使用されているコンクリートについて説明を受けた上で複数種のコンクリートの製造から品質試験(圧縮強度試験)までを体験しました。
コンクリートの製造では、細かい計量から始まり、普段経験することの無いスコップによる練り混ぜ作業に苦戦しつつも、上手く練り上げることができました。また、一般的なコンクリートの他にも、水中でも分離しない特殊なコンクリートである水中不分離コンクリートも練り上げ、実際に水中にコンクリートを打込んで、一般的なコンクリートと異なり水中でも分離しない様子を観察しました。
就業体験のしめくくりと、自らが練り上げて型枠に流し込んで作ったコンクリート試験体の圧縮強度試験を行い、コンクリートがどれだけ強い材料であるのかを確認しました。事前に用意していた強度の高い試験体も同時に圧縮試験を行い、自分達が作ったコンクリートよりも高い強度が出た際には驚きの表情を見せていました。
この就職体験をとおして、少しでも建設業の業務やコンクリートという身近な材料に興味をもっていただけたのではと思っています。