地盤の液状化対策

 

地盤の液状化現象とは、地震の際に地下水位以下の砂質土系砂地盤が、振動により液体状になる現象をいいます。このような現象が生じると、舗装路や地上構造物の沈下・倒壊、地中構造物(下水管等)の浮き上がりなどの被害が発生することとなります。臨海部では、地盤の側方流動が生じ、岸壁・護岸の倒壊、過大な変位の発生などの被害も生じます。

  • 地盤の液状化対策
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液状化対策を施すためには、液状化の発生の有無、程度を検討するための地盤調査・シミュレーション、最適な対策技術の選定、それに基づく設計・施工等総合的なエンジニアリングノウハウを必要とします。
東亜建設工業では、以下に示すような関連技術に対応いたしております。

地盤調査・シミュレーション技術

地盤の液状化による構造物被害予測プログラム「FLIP」

従来の全応力液状化解析では困難であった地盤や構造物の詳細な挙動、特に液状化現象を伴う場合の残留変位、残留応力を精度よく予測できます。

解析事例(ケーソン背面に対策)

解析事例(ケーソン背面に対策)

液状化対策技術

〔密度の増大〕

サンドコンパクションパイル工法

砂を地中に圧入しながら締め固められた砂杭を造成する技術

CPG工法

流動性の低いモルタルを静的に地盤に圧入し、周辺地盤を圧縮することにより密度を増大させる技術

〔固結〕

デコム工法

軟弱土そのものを、現位置で硬化材とともに攪拌混合・固化させて、軟弱地盤を堅固な地盤に改良する技術

プラグマジック工法

浚渫土に固化材を添加して適度の強度に改良し、埋立材などに利用する大量急速施工技術

〔間隙水圧の抑制・消散〕

スパイラルドレーン工法

ポリエチレン製の円筒型ドレーンを地盤中に打設し、地震時に発生する過剰間隙水をドレーン内に早期に流入させ、過剰間隙水圧の上昇を抑制する技術

スパイラルドレーン工法

スパイラルドレーン工法

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