耐久性と施工性に優れる桟橋床版の補修工法

高強度パネルを用いた桟橋床版打換え工法

Reconstruction Method for the Pier Slabs with High-Strength Panels

概要

本工法は、塩害による劣化が著しく進行した桟橋床版を打ち換えるための施工方法です。 高強度パネルを底面型枠として使用することで、すべての作業を桟橋上から行えるため、従来までの施工方法における桟橋下側への型枠支保の設置・撤去作業に伴う海上作業がなくなります。したがって作業時間の制約や大掛かりな支保工や安全対策を要することなく床版打換えを行えます。 また、高強度パネルと確実な継目処理により高い遮塩効果を図れるため、打ち換えた鉄筋コンクリート床版の耐久性向上が期待できます。

施工時の主要部材配置

施工時の主要部材配置

  • 施工フロー

    施工フロー

  • 標準的な補修断面イメージ

    標準的な補修断面イメージ

特長

1)すべての作業を桟橋上から行うことが可能です。
2)足場を設置する必要がないので、潮の干満や波浪及び航跡波の影響を受けないなど、作業時間の制約がありません。
3)高強度パネルと確実な継目処理により遮塩性を期待できるので、耐久性が向上します。
4)ライフサイクルコストの縮減が図れます。

その他

関連特許

  • 特許第4926851号、特許第4949197号

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