高潮対策

 

高潮とは、台風や発達した低気圧が海岸部を通過する際に生じる海面の高まりをいい、近年の台風発生の増加傾向と共に、毎年のように我が国沿岸部で被害が報告されています。
高潮対策として防潮堤、水門、陸閘などの整備が進められてきており、最近では、気象情報の高精度化・情報提供の迅速化、ハザードマップの作成などのソフト面の対策も進んでいます。
1999年の海岸法の改正では、「砂浜」も海岸保全施設として指定できることとなり、砂浜が防災施設として位置づけられることとなりました。これが契機となり、最近では、砂浜の消波機能が見直されてきており、環境面からの要請もあり、全国の浸食海岸などで砂浜を復元する検討が進められています。
東亜建設工業では、高潮対策として以下に示すような関連技術に対応しています。

  • 高潮による被災状況@
  • 高潮による被災状況A
  • 高潮による被災状況B

高潮による被災状況
(「沿岸域の災害対策技術」(社)日本海洋開発建設協会より)

対策技術

高潮・津波バリアー

高潮などによる浸水被害を抑制する減災技術であり、支柱(鋼管)、昇降可能なスクリーン(膜構造)、及び基礎からなる単支柱構造のものを基本とします。

  • 通常時
  • 高潮時

高潮バリアーのイメージ

DRIM(ドリム)工法

海底にできる砂れんの形状をSINカーブで近似し、人工的に一方向へ歪ませた形のブロック(DRIM)を海底に敷設して、砂の移動方向を制御する技術。養浜砂の流出防止対策としても効果を発揮します。

  • DRIM(ドリム)工法@
  • DRIM(ドリム)工法A

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