ZEB/ZEHの取り組みを知りたい

東亜が目指すZEB/ZEH化とは

カーボンニュートラルの実現に向け、ZEB/ZEH化をさらに推進していきます。

地球温暖化防止対策(脱炭素・カーボンニュートラル)は、世界的に取り組まなくてはならない喫緊の課題であり、なかでも建設業が果たすべき役割は非常に重要であると考えています。
当社では、2050年のカーボンニュートラル達成に向けた具体的な取り組みとして、ZEB/ZEH化の推進が大きなカギと位置づけ、積極的に取り組んでいます。

ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)とは

ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは、年間の一次エネルギーの使用量が概ねゼロとなることを目指した建築物のこと。日本ではZEBの概念が拡張されており、太陽光発電などによる創エネルギー以外の省エネ効果によって、建物用途別の基準に対して50%以上の削減性能を持つ建築物を指しています。

ZEBについてさらに詳しく
ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)とは

2022年度のZEB設計業務実績

当社では長期ビジョン〈TOA2030〉において2030年度までにGHG排出量25%削減を目指しています。この目標を達成するため「環境負荷の低減」を当社の重要課題として特定し、具体的な取り組みとして「2025年度に受注する設計業務のうち、ZEBが占める割合50%以上」を目指します。
※2020年度比、SBT目標

東亜ESG/SDGs行動計画2022におけるKPIと達成目標について

2022年度のZEB設計業務実績

ZEB化へのロードマップ

ZEB化へのロードマップ
※1 ZEBプランナー(フェーズ2)登録
※2 延床面積 2,000m²以上の建築物

ZEBプランナー/ZEBリーディング・オーナーに登録

当社ではさらなるZEB/ZEH化推進のため、 2022年度に(一社)環境共創イニシアチブが登録・公表しているZEBプランナー(フェーズ2)に登録しました。ZEBプランナーとは、ZEB化のための技術や設計知見を生かして業務支援を行う事業者を定める登録制度です。
また、合わせてZEB Ready以上の性能を有する建築物を所有、もしくは計画を保有している建物オーナーと定められるZEBリーディング・オーナーにも登録しています。今後もZEBの普及促進のためにプランニングやコンサルティングなどの活動を積極的に行っていきます。

ZEBプランナー/ZEBリーディング・オーナーに登録

東亜のZEB/ZEH実績(設計業務実績)

ZEB/ZEH実績を着実に積み重ね、今後もZEB/ZEH化を積極的に推進してまいります。

建築物名 所在地 延床面積 構造・階数 主要用途 設計年度 形態 ランク
T-LOGI京都伏見計画 京都府 25,671m² RCS構造 地上4階 倉庫 2022 設計・施工 ZEB Ready
UI湖南ロジスティクスセンター第I期計画 滋賀県 62,804m² RCS構造 地上4階 倉庫 2022 設計・施工 ZEB Ready
技術研究開発センター 第2実験棟 神奈川県 2,809m² 鉄骨造 地上3階 研究所 2021 設計・施工 『ZEB』

東亜のZEB/ZEH事例

東亜のZEB/ZEHの事例をご紹介します。

案件名:技術研究開発センター 第2実験棟

案件名:技術開発センター 第2実験棟

施設概要

横浜市鶴見区安善町にある当社の技術研究開発センター第2実験棟。
1階・2階に地盤・コンクリート・環境の実験室を、3階には事務室を配置します。構造は鉄骨造を主体としつつ一部を木造としたハイブリッド構造で、内装もエントランス、事務室を木質化し、建設時のCO2削減、炭素固定化に貢献します。
設備面では、外壁性能の向上、高効率空調機の採用等により、基準一次エネルギー消費量から52%の省エネ化を行います。また太陽光発電(120kW)による創エネと併せて、実質エネルギー消費ゼロの達成を目指します。

4段階のZEBシリーズ

ZEBにはゼロエネルギーの達成状況によって4段階のシリーズが定義されています。

『ZEB』
(ゼブ)
省エネ(50%以上)+創エネで100%以上の一次エネルギー消費量の削減を実現している建物
Nearly ZEB
(ニアリー ゼブ)
省エネ(50%以上)+創エネで75%以上の一次エネルギー消費量の削減を実現している建物
ZEB Ready
(ゼブ レディ)
省エネで基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量の削減を実現している建物
ZEB Oriented
(ゼブ オリエンテッド)
延床面積10,000m²以上で、再生可能エネルギーを除き、用途ごとに規定した一次エネルギー消費量削減を実現し、更なる未評価技術を導入している建物
東亜のESGの取り組み