地球温暖化防止対策(脱炭素・カーボンニュートラル)は、世界的に取り組まなくてはならない喫緊の課題であり、なかでも建設業が果たすべき役割は非常に重要であると考えています。
当社では、2050年のカーボンニュートラル達成に向けた具体的な取組みとして、ZEB/ZEH化の推進が大きなカギと位置づけ、積極的に取り組んでいます。
ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは、年間の一次エネルギーの使用量が概ねゼロとなることを目指した建築物のこと。日本ではZEBの概念が拡張されており、太陽光発電などによる創エネルギー以外の省エネ効果によって、建物用途別の基準に対して50%以上の削減性能を持つ建築物を指しています。
ZEBについてさらに詳しく
当社ではカーボンニュートラルロードマップにおいて2030年度までにGHG排出量(Scope3)25%削減※を目指しています。この目標を達成するため「環境負荷の低減」を当社の重要課題として特定し、具体的な取組みとして「2026年度に受注する設計業務のうち、ZEBが占める割合55%以上」を目指します。
※2020年度比、SBT目標
| 2025年度 ZEB受注実績(新築ZEB設計業務) |
|||
|---|---|---|---|
| 規模 | 受注 件数 |
ZEBs 件数 |
実績割合 |
| 300u未満 | 0 | 0 | 0.0% |
| 300u以上 2,000u未満 |
3 | 1 | 33.3% |
| 2,000u以上 | 3 | 2 | 66.7% |
| 計 | 6 | 3 | 50.0% |
| 延床面積 | 建物用途 | ZEB普及率 目標 |
|---|---|---|
| 延床面積10,000u以上 | 全建物用途 | 100% |
| 延床面積10,000u未満 | 事務所等、学校等、工場等 | 75% |
| ホテル等、病院等、百貨店等、飲食店等、集会所等 | 50% |
当社ではさらなるZEB/ZEH化推進のため、2022年度に(一社)環境共創イニシアチブが登録・公表しているZEBプランナー(フェーズ2)に登録しました。ZEBプランナーとは、ZEB化のための技術や設計知見を生かして業務支援を行う事業者を定める登録制度です。
また、合わせてZEB Ready以上の性能を有する建築物を所有、もしくは計画を保有している建物オーナーと定められるZEBリーディング・オーナーにも登録しています。今後もZEBの普及促進のためにプランニングやコンサルティングなどの活動を積極的に行っていきます。
ZEB/ZEH実績を着実に積み重ね、今後もZEB/ZEH化を積極的に推進してまいります。
| 建築物名 | 所在地 | 延床面積 | 構造・階数 | 主要用途 | 設計年度 | 形態 | ランク※ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (仮称)UI湖南ロジスティックセンター第V期新築工事 A棟 | 滋賀県 | 33,901.44u | S造 地上2階 |
物流施設 | 2025 | 設計・施工 | ZEB Ready |
| (仮称)UI湖南ロジスティックセンター第V期新築工事 B棟 | 滋賀県 | 13,911.12u | S造 地上2階 |
物流施設 | 2025 | 設計・施工 | ZEB Ready |
| 鶴見倉庫株式会社 高圧ガス倉庫建設計画 | 神奈川県 | 1,118.27u | S造 地上1階 |
物流倉庫 | 2025 | 設計・施工 | ZEB Ready |
東亜のZEB/ZEHの事例をご紹介します。

横浜市鶴見区安善町にある当社の技術研究開発センター第2実験棟。
1階・2階に地盤・コンクリート・環境の実験室を、3階には事務室を配置します。構造は鉄骨造を主体としつつ一部を木造としたハイブリッド構造で、内装もエントランス、事務室を木質化し、建設時のCO2削減、炭素固定化に貢献します。
設備面では、外壁性能の向上、高効率空調機の採用等により、基準一次エネルギー消費量から52%の省エネ化を行います。また太陽光発電(120kW)による創エネと併せて、実質エネルギー消費ゼロの達成を目指します。
ZEBにはゼロエネルギーの達成状況によって4段階のシリーズが定義されています。