重要課題とSDGs

重要課題(マテリアリティ)

重要課題(マテリアリティ)の特定プロセス

東亜建設工業は、ISO26000などの国際基準やSDGs、ESG社外評価機関の調査やステークホルダーとのコミュニケーション等を参考に社会課題を抽出し、社会(ステークホルダー)にとって重要度・関心度が高く、当社にとっても重要度が高い課題のうち、とくに優先して取り組むべき5項目を重要課題(マテリアリティ)として特定しました。また、社会環境の動向に伴うリスクや機会の変化に対応するため、重要課題の定期的な見直しを行っています。

12の重要課題(マテリアリティ)とSDGsの関係
12の重要課題(マテリアリティ)とSDGsの関係

2025年度 重要指標(KPI)と達成目標について

当社では、ESGに関する重要課題について、重要指標(KPI)および達成目標を以下のとおり設定いたしました。(2025年 4月1日)

ESG 重要課題 アクションプラン 重要指標(KPI) 2025年度達成目標 SDGs
E 地球環境保全への貢献 気候変動
生物多様性

■低炭素型の建設機械・工法・エネルギーを採用する。

■脱炭素技術の開発を推進する

■建築営業本部内に環境プロジェクト室を設置し、カーボンニュートラルの推進に向けて検討を実施する。

■協力会社やサプライヤーとの連携強化により、カーボンニュートラルを推進する。

温室効果ガス排出量(Scope1+2)の削減率
(2020年度比)
12.5%
以上
25%以上
(2030年度)
実質100%
(2050年度)
温室効果ガス排出量(Scope3)の削減率(2020年度比) 12.5%
以上
25%以上
(2030年度)
建築:『ZEB』提案件数 5件以上
建築:受注金額10億円以上の設計施工案件に対するZEBシリーズの割合 50%以上
脱炭素に資する研究開発の
実施件数
5件以上

■ネイチャーポジティブの推進

生物多様性に資する研究開発の実施件数 3件以上

■環境マネジメントシステムの実効性向上を図る。

重大な環境事故の発生件数 0件
資源循環

■建設現場における3R(リデュース、リユース、リサイクル)に取組み、ゼロエミッション化を推進する。

■サーキュラーエコノミーの推進

3Rに資する研究開発の
実施件数
3件以上
建設廃棄物の最終処分率 3%以下
S 技術の向上による
インフラ整備への貢献

■激甚化する自然災害から暮らしと社会を守るため、国土強靭化への取組みや、老朽化した港湾インフラの維持・更新等に積極的に関与し、恒久的、持続可能性の高いインフラ整備へ貢献する。

■開発途上国の生活向上のためのインフラ開発・整備へ貢献する。

防災・減災に資する研究開発の実施件数 2件以上
開発途上国におけるインフラ整備プロジェクトの施工件数 3件以上
労働安全・品質の確保

■ICTや新技術の活用による施工および施工管理の高度化を推進する。

■品質マネジメントシステムの実効性向上を図る。

■国内の土木・建築部門と国際部門が連携し、不適合製品発生防止の取り組みを強化する。

損失500万円以上の
品質不適合件数(土木)
3件以下
損失500万円以上の
品質不適合件数(建築)
3件以下
損失1000万円以上の
品質不適合件数(国際)
3件以下

■工事仕様書や顧客要求事項を適確に把握のうえ、現場と管理部門が認識を統一して施工に取り組み、要求に応じた良質の製品を提供する。

■工事竣工後、顧客の評価を回収・分析し、次現場へフィードバックする。

■DX生産設計課にてBIMをプラットフォームとして活用し生産性向上を図る。

顧客満足度評価
(官庁、社内指標)
80点以上
顧客満足度評価
(民間、社内指標)
B以上
お客様満足度アンケート調査回収率 90%以上

■労働安全衛生マネジメントシステムの実効性向上を図る。

■安全をすべてに優先することによる労働災害・公衆災害を撲滅する。

重大災害の発生件数 0件
重大公衆災害の発生件数 0件
災害度数率
(休業4日以上・国内)
0.70以下
災害度数率
(休業4日以上・国際)
0.20以下
多様な人材の育成と
活躍推進

■ダイバーシティ&インクルージョンを実現するため、人材戦略課が中心となり、具体的な施策立案を行い、意識改革を推進する。

■「人材育成基本方針」に基づく多様な人材を確保し、育成する。

■各事業部門の責任において、人材の採用や、育成に必要なカリキュラムの整備を実行する。

■DXの推進により、高度人材の育成や基礎的スキルの底上げを行い、生産性の向上や新しい働き方につなげ、社会へ貢献する企業を目指す。

■福利厚生や教育面の充実、より一層の働き方改革の推進に向けた業務改善に取り組む。

■海外および国内において、協力会社の理解を得ながらサプライチェーン全体での人権リスクの防止・低減に取り組む。

■社員提案制度を通じて、社員の自発能動的な発信と実行をさせる仕組み作り、風通しの良い組織作りを目指す。

障がい者雇用率 2.5%以上
女性総合職従業員数※1 250人以上
(2030年度)
外国籍総合職従業員数 40人以上
(2030年度)
女性準幹部職・幹部職者数 30人以上
(2030年度)
外国籍準幹部職・幹部職者数 10人以上
(2030年度)
生産性向上に資する研究開発の実施件数 6件以上
全社員のコンプライアンス意識調査における「従業員満足度」に関する28項目の平均スコア 前年度
スコアを
上回ること
G コンプライアンス
ガバナンスの強化

■企業価値向上に向けてコーポレートガバナンス体制を構築する。

■不祥事の再発防止のため東亜建設工業グループの内部統制の有効性維持および向上を図る。

第三者による取締役会の実効性評価の実施回数 中計期間中に1回
国内連結子会社のガバナンスのモニタリング回数※2 各社
年1回

■リスク発生の可能性を認識し、発生の予防及び発生した場合の対応に万全を期す。

■BCMを充実させる。

■情報セキュリティ管理を徹底する。

重大な情報セキュリティ事故
発生件数
0件
BCP全社一斉訓練実施回数 年1回
安否確認訓練24時間応答率 100%

■コンプライアンス教育を充実・強化する。

■施工不良問題に対する社員の意識の風化防止を図る。

重大な法令違反行為の
発生件数
0件
コンプライアンスに関する
eラーニング受講率※3
100%
全社員のコンプライアンス意識調査における「コンプライアンス」に関する18項目の平均スコア 前年度
スコアを
上回ること
E
地球環境保全への貢献
アクションプラン
気候変動
生物多様性

■低炭素型の建設機械・工法・エネルギーを採用する。

■脱炭素技術の開発を推進する

■建築営業本部内に環境プロジェクト室を設置し、カーボンニュートラルの推進に向けて検討を実施する。

■協力会社やサプライヤーとの連携強化により、カーボンニュートラルを推進する。

■ネイチャーポジティブの推進

■環境マネジメントシステムの実効性向上を図る。

重要指標(KPI)
温室効果ガス排出量(Scope1+2)の削減率(2020年度比)
2025年度 達成目標
12.5%
25%以上
(2030年度)
実質100%
(2050年度)
重要指標(KPI)
温室効果ガス排出量(Scope3)の削減率(2020年度比)
2025年度 達成目標
12.5%以上
25%以上
(2030年度)
重要指標(KPI)
建築:『ZEB』提案件数
2025年度 達成目標
5件以上
重要指標(KPI)
建築:受注金額10億円以上の設計施工案件に対するZEBシリーズの割合
2025年度 達成目標
50%以上
重要指標(KPI)
脱炭素に資する研究開発の実施件数
2025年度 達成目標
5件以上
アクションプラン
資源循環

■建設現場における3R(リデュース、リユース、リサイクル)に取組み、ゼロエミッション化を推進する。

■サーキュラーエコノミーの推進

重要指標(KPI)
生物多様性に資する研究開発の実施件数
2025年度 達成目標
3件以上
重要指標(KPI)
重大な環境事故の発生件数
2025年度 達成目標
0件
SDGs
S
技術の向上によるインフラ整備への貢献
アクションプラン

■激甚化する自然災害から暮らしと社会を守るため、国土強靭化への取組みや、老朽化した港湾インフラの維持・更新等に積極的に関与し、恒久的、持続可能性の高いインフラ整備へ貢献する。

■開発途上国の生活向上のためのインフラ開発・整備へ貢献する。

重要指標(KPI)
防災・減災に資する研究開発の実施件数
2025年度 達成目標
2件以上
重要指標(KPI)
開発途上国におけるインフラ整備プロジェクトの施工件数
2025年度 達成目標
3件以上
労働安全・品質の確保
アクションプラン

■ICTや新技術の活用による施工および施工管理の高度化を推進する。

■品質マネジメントシステムの実効性向上を図る。

■国内の土木・建築部門と国際部門が連携し、不適合製品発生防止の取り組みを強化する。

重要指標(KPI)
損失500万円以上の品質不適合件数(土木)
2025年度 達成目標
3件以下
重要指標(KPI)
損失500万円以上の品質不適合件数(建築)
2025年度 達成目標
3件以下
重要指標(KPI)
損失1000万円以上の品質不適合件数(国際)
2025年度 達成目標
3件以下
アクションプラン

■工事仕様書や顧客要求事項を適確に把握のうえ、現場と管理部門が認識を統一して施工に取り組み、要求に応じた良質の製品を提供する。

■工事竣工後、顧客の評価を回収・分析し、次現場へフィードバックする。

■DX生産設計課にてBIMをプラットフォームとして活用し生産性向上を図る。

重要指標(KPI)
顧客満足度評価(官庁、社内指標)
2025年度 達成目標
80点以上
重要指標(KPI)
顧客満足度評価(民間、社内指標)
2025年度 達成目標
B以上
重要指標(KPI)
お客様満足度アンケート調査回収率
2025年度 達成目標
90%以上
アクションプラン

■労働安全衛生マネジメントシステムの実効性向上を図る。

■安全をすべてに優先することによる労働災害・公衆災害を撲滅する。

重要指標(KPI)
重大災害の発生件数
2025年度 達成目標
0件
重要指標(KPI)
重大公衆災害の発生件数
2025年度 達成目標
0件
重要指標(KPI)
災害度数率(休業4日以上・国内)
2025年度 達成目標
0.70以下
重要指標(KPI)
災害度数率(休業4日以上・国際)
2025年度 達成目標
0.20以下
多様な人材の育成と活躍推進
アクションプラン

■ダイバーシティ&インクルージョンを実現するため、人材戦略課が中心となり、具体的な施策立案を行い、意識改革を推進する。

■「人材育成基本方針」に基づく多様な人材を確保し、育成する。

■各事業部門の責任において、人材の採用や、育成に必要なカリキュラムの整備を実行する。

■DXの推進により、高度人材の育成や基礎的スキルの底上げを行い、生産性の向上や新しい働き方につなげ、社会へ貢献する企業を目指す。

■福利厚生や教育面の充実、より一層の働き方改革の推進に向けた業務改善に取り組む。

■海外および国内において、協力会社の理解を得ながらサプライチェーン全体での人権リスクの防止・低減に取り組む。

■社員提案制度を通じて、社員の自発能動的な発信と実行をさせる仕組み作り、風通しの良い組織作りを目指す。

重要指標(KPI)
障がい者雇用率
2025年度 達成目標
2.5%以上
重要指標(KPI)
女性総合職従業員数※1
2025年度 達成目標
250人以上(2030年度)
重要指標(KPI)
外国籍総合職従業員数
2025年度 達成目標
40人以上(2030年度)
重要指標(KPI)
女性準幹部職・幹部職者数
2025年度 達成目標
30人以上(2030年度)
重要指標(KPI)
外国籍準幹部職・幹部職者数
2025年度 達成目標
10人以上(2030年度)
重要指標(KPI)
生産性向上に資する研究開発の実施件数
2025年度 達成目標
6件以上
重要指標(KPI)
全社員のコンプライアンス意識調査における「従業員満足度」に関する28項目の平均スコア
2025年度 達成目標
前年度スコアを上回ること
SDGs
G
コンプライアンス ガバナンスの強化
アクションプラン

■企業価値向上に向けてコーポレートガバナンス体制を構築する。

■不祥事の再発防止のため東亜建設工業グループの内部統制の有効性維持および向上を図る。

重要指標(KPI)
第三者による取締役会の実効性評価の実施回数
2025年度 達成目標
中計期間中に1回
重要指標(KPI)
国内連結子会社のガバナンスのモニタリング回数※2
2025年度 達成目標
各社年1回
アクションプラン

■リスク発生の可能性を認識し、発生の予防及び発生した場合の対応に万全を期す。

■BCMを充実させる。

■情報セキュリティ管理を徹底する。

重要指標(KPI)
重大な情報セキュリティ事故発生件数
2025年度 達成目標
0件
重要指標(KPI)
BCP全社一斉訓練実施回数
2025年度 達成目標
年1回
重要指標(KPI)
安否確認訓練24時間応答率
2025年度 達成目標
100%
アクションプラン

■コンプライアンス教育を充実・強化する。

■施工不良問題に対する社員の意識の風化防止を図る。

重要指標(KPI)
重大な法令違反行為の発生件数
2025年度 達成目標
0件
重要指標(KPI)
コンプライアンスに関するeラーニング受講率※3
2025年度 達成目標
100%
重要指標(KPI)
全社員のコンプライアンス意識調査における「コンプライアンス」に関する18項目の平均スコア
2025年度 達成目標
前年度スコアを上回ること
SDGs
  • ※1 地域限定総合職を含む
  • ※2 支社を保有する連結子会社については支社についても別途年1回支社モニタリングも実施
  • ※3 当社だけでなく国内連結子会社を含む