耐力と剛性を自由に調整できる新たな制振ブレース

折返しプレート式座屈拘束ブレース(FP-BRB®)

Folded Plate Buckling Restrained Brace

概要

『折返しプレート式座屈拘束ブレース(Folded Plate Buckling Restrained Brace(FP-BRB))』は、並列に配置した複数の鋼板を直列接合となるように、端部を一筆書きの要領で互いに接合した折返し機構によって、圧縮材となる鋼板が座屈しようとする力を、隣り合う鋼板(引張材)が押し返す力によって拘束する“座屈拘束効果”を有する新たな制振ブレースです。

ダンパー部の折返し機構概要

ダンパー部の折返し機構概要

本ブレースは、鋼材のみで構成され、特殊な加工や溶接を必要としません。そのため、鉄骨ファブリケーター(鉄骨の製造会社)での製作が可能で、同等の性能を有する従来の座屈拘束ブレースと比較してコスト低減が可能となります。

特長

1) 鋼材の塑性変形によってエネルギーを吸収するダンパー部と支持材で構成され、主架構とは一般的なボルト接合にて接続できます。
2) ダンパー部は、断面の異なる9枚の鋼板(芯板1枚、中板6枚、外板2枚)を一筆書きの要領で折返して鋼板の両端部に設けるプレートと互い違いに接合させています。
3) 鋼板相互の隙間を適切に管理して重ねることで、圧縮力の作用する鋼板の座屈を隣り合う鋼板にて拘束することができます。
4) ダンパー部の断面積および長さ(折返し位置)を調整することで耐力と剛性を自由に調整することが可能です。
5) 構成部材がすべて鋼材(板)であり、特殊な加工や溶接方法を必要とせずに製作が可能です。
6) 設計の想定を超える変形において急激な耐力低下を起こさないフェールセーフ機構を有しています。
  • ダンパー部詳細パース

    ダンパー部詳細パース

  • 折返しプレート式座屈拘束ブレース全景パース

    折返しプレート式座屈拘束ブレース全景パース

応力伝達および座屈拘束効果の概念図

応力伝達および座屈拘束効果の概念図

その他

評価表彰

  • 構造性能評価:日本ERI(株) ERI-K25001

関連特許

  • 特開2024-057589、特願2025-064586

関連商標

  • 登録商標第6679723号

お問い合わせ

詳しくは「お問い合わせフォーム」でお問い合わせ下さい。