コンクリート補修実践セミナーで講演

2002年05月07日

  • ◆東亜建設工業技術研究所 材料・構造研究室長 守分敦郎
  • ◆講演テーマ「新工法・新材料の基礎知識と将来性」

「日経コンストラクション」(日経BP社)は、コンクリート構造物の補修を行なう発注機関やコンサルタント、建設会社の技術者などを対象に、2002年4月より「コンクリート補修実践セミナー」を開催しています。

4月23日に行なわれた入門講座で、東亜建設工業技術研究所 材料・構造研究室長の守分敦郎が「新工法・新材料の基礎知識と将来性」というテーマで講演しました。近年、電気防食や脱塩といった電気化学的な工法だけでなく、炭素繊維シートやFRPなどの新材料を採用するケースが増えてきており、これらの特徴や使い方とともに、新工法・新材料の将来性について語りました。また、構造物診断の重要性についても経験を交えて説明しました。

  • 講演中の守分室長講演中の守分室長
  • 講演に聞き入る聴講者講演に聞き入る聴講者

当日は約600人の聴講者が会場を埋め尽くし、質問も出るなど、補修や維持管理に対する関心の高さがうかがえました。

守分は、これまで数多くの構造物を調査診断し、対策について実践的に検討を行ない、その効果を地道に確認してきました。その実績が学会や協会から認められてきており、2002年1月に「日経コンストラクション」でコンクリート補修講座を執筆したのに続いて、今回は当セミナーで講演しました。

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