水域の工事における生き物への影響の見える化
Underwater Noise and Vibration Monitoring System
本システムは工事に伴う水中の騒音や振動が、周辺に生息する水生生物に影響を及ぼさないよう監視するものです。水中騒音振動計を水底に設置して騒音および振動を自動測定し、洋上ブイに設置した通信制御装置によって測定データを自動送信・解析します。解析データは事務所のパソコンや携帯電話など様々な場所から監視できます。
水生生物を対象とした騒音・振動の規制基準は設けられていないため、これまで蓄積した工事中の水中騒音・振動のデータを基に事前に生物実験を行い、その結果と社団法人日本水産資源保護協会の資料を参考に管理基準値を設けました。計測結果が管理基準値に近づくと警報メールが工事担当者に送付されます。なお、測定対象外からの騒音・振動に関しては、発生源を特定し、評価から除外しています。
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