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相談事例

 

4.港湾計画とは何かを知りたい

1.港湾計画の定義と目的
港湾計画とは、「港湾の開発、利用及び保全並びに港湾に隣接する地域の保全に関する政令で定める事項に関する計画」をいいます(港湾法第3条の3第1項)。すなわち、港湾という空間について、地域の多種多様な要請を有機的に総合して、長期的な視点に立った開発、利用及び保全の基本的な姿を描く計画であり、いわゆるマスタープランとして港湾管理者が定める行政計画ということができます。
この計画は、「港湾計画書」としてまとめられ、公示され、縦覧に供されます。

2.港湾計画の性格
港湾計画は、全国総合開発計画、地域開発計画、環境基本計画、その他都道府県の策定する総合計画等の構想的行政計画等との整合を図りながら、計画策定時点における当該港湾を取り巻く複雑な諸条件を要約して、長期的な展望に立って、当該港湾の将来あるべき姿を実現することを目標とする計画で、港湾管理者の港湾行政遂行の目安となる指針的な行政計画としての性格を持っています。

3.港湾計画の効果
港湾計画は、港湾管理者にとって、当該港湾における港湾行政の原点になるもので、港湾管理者が港湾を整備する場合の基本であり、港湾管理者以外の者が行う港湾工事や行為を規制、誘導する場合の判断基準となります。

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