気象データから任意地点に来襲する波浪を精度良く推算する

設計波浪算定システム

System for Wave Forecasting and Hindercasting

概要

我が国の沿岸部では波浪、津波、高潮などの自然の猛威によって、多くの被害を受けてきました。このような被災を防止するためには、まず災害を引き起こす外力を精度良く見積もる必要があります。このような観点から設計波浪算定システムを構築しました。 設計波浪算定システムは、波浪推算システム、沿岸係数算定システム、確率波解析システムの3種類の解析システムと、気象データベース、水深データベース等のデータベースから構成され、設計波の算定から構造物被災時の波浪の追算、波浪の浅海変形計算まで行なえるシステムです。

WaveWatch-Ⅲによる波浪推算例

WaveWatch-Ⅲによる波浪推算例(台風0423号:計算領域をネスティング法により接続)

特長

1)サブシステムと連動し、効率的な設計波の算定が可能です。
2)気象図、水深図等のデータベースと一体となっており、精度の高い計算が行なえます。
3)被災時の波浪推定が行なえます。
4)検討対象などに応じて波浪推算手法は、第1世代(有義波法、MRI)、第2世代(MRI-Ⅱ、ハイブリッドパラメータ法)、第3世代(WaveWatchⅢ)を選択できます。

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