広範囲かつ自由度の高い位置保持を実現する

着脱式ワイドキーパー

REMOVABLE WIDE KEEPER

概要

着脱式ワイドキーパー 近年、杭打ち工事に使用する杭打ち船は、固定式傾動櫓を装備した専用船から、全旋回起重機船をベースとしたものに移り変わってきました。この中でも、杭打ちに特化したリーダー装備の専用船と杭打ち以外の作業にも対応する兼用船があります。

兼用船で杭打ちを行う場合は、フライングハンマでの施工となり、パイルキーパー装置と呼ばれる移動可能な位置保持装置を使用する例が増えてきています。

当社では400t吊全旋回起重機船の舷側に連結し、広範囲に杭の位置を保持するパイルキーパーを装備した「着脱式ワイドキーパー」を新規開発するとともに、施工管理として「杭打ちトータル管理システム」を同時に開発しました。これにより、従来型の導材が不要となり、スピーディな施工が可能となりました。

特長

1)起重機船の左右舷側どちらでにも連結を可能とし、フライングハンマーでの杭打ち施工範囲制限が大幅に緩和できます。
2)台船上に搭載するパイルキーパー部は多用な可動部を持っているため、杭を広範囲かつ自由度の高い位置保持が可能です。
3)転船回数が削減でき、群杭等の施工時間が短縮できます。
4)傾斜±25°まで斜杭対応が可能です。
5)杭径φ800〜1,200mmまでの鋼管杭が施工可能です。
6)ワイドキーパーと、起重機船は容易に分離可能で、台船部は起重機船のクレーンでの吊り上げが可能です。
7)集中制御室からの遠隔操縦を行うため、各システムの確認が操作中に於いても可能です。
特長

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実績

  • 民間企業 岸壁基礎鋼管杭打設工事
  • 民間企業 LNG桟橋及び取水管建設工事

その他

関連特許

  • 特許第5371791号、特許第6074017号

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関連技術

  • リーダー式杭打船(鶴隆)
  • 傾動式杭打船(セマンガット)