港湾施設の信頼性設計

港湾施設信頼性設計(部分係数法)システム

 

概要

港湾施設の設計には、従来の安全率法から新たに信頼性設計法を適用するように平成19年度『港湾の施設の技術上の基準・同解説』に明記されました。この基準の改訂に伴い、当社では、同基準で標準とされている部分係数法に対応した検討ができる設計システムを開発しました。適用できる港湾施設は鋼管杭桟橋、控え鋼矢板岸壁、自立鋼矢板岸壁の3種類となります。

  • 桟橋式岸壁の構造
    桟橋式岸壁の構造

    1(スラブ)、2(基礎杭)、3(被覆石)、
    4(護岸)、5〜7(基礎地盤)

  • 控え鋼矢板式岸壁の構造
    控え鋼矢板式岸壁の構造

    1(エプロン)、2(タイロッド)、3(裏込)、
    4(矢板)、7(基礎地盤)

  • 岸壁
    岸壁
  • システム内容
    <平成19年以前>
    安全率
    許容応力度法
    桟橋
    矢板岸壁
    杭式防波堤
    護岸の安定(円弧すべり)
    <平成19年以降>
    部分係数法
    対応施設
    桟橋
    控え鋼矢板岸壁
    自立鋼矢板岸壁
    対応予定 鋼矢板セル岸壁

特長

1)従来の計算手法と同様に簡易的な計算により、設計することができます。
2)全国の各支店内で、既に使用されており、適用性は十分確認されています。
3)『港湾の施設の技術上の基準・同解説』に検討方法が詳細に記載されており、信頼性が高い。

実績

  • 平成19年から全支店で港湾施設の設計に適用開始 

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