概要

高層建物の工事は、外部足場を全面に設置しない無足場工法を採用する事が多いです。しかしながら、工事階の外周部には、複数のネットを貼る養生ユニットやせり上げ足場等仮設材を設置する必要があります。これらの仮設材は、工事進捗に合わせてタワークレーン及び電動チェーンブロック等により、全ての仮設材を端から順に下階から上階に上げる必要があります。
のびーる君は仮設材を上階に上げる時に連動して上昇するため、クレーン等により上げる必要がありません。そのため、工事階の外周部にのびーる君とせり上げ足場等の仮設材を併用して設置すると、クレーンでせり上げる１階分の仮設材のユニット数を減らすことが可能です。これにより、仮設材の省力化及びせり上げ作業の効率化が図れます。

特長

1）仮設部材が少なくなる為、仮設資材の省力化が図れる。

2）同上により、せり上げする仮設部材が少なくなる為に工期短縮が図れる。

3）クランプ等の仮設資材の盛替が殆ど無い為、作業時に飛来落下することなく安全に作業できる。

工法

「のびーるくん」は大きさが異なる角パイプを筒状に繋げることにより伸縮を可能にしています。縮んだ状態である（水平時）「のびーるくん」を隣合うどうしのせり上げ足場の最上部と最下部に取付けます。せり上げ足場の片方を上げると、ネットを張った状態で「のびーるくん」が伸びて追従し、その隣のせり上げ足場を上げると「のびーるくん」が縮み元の状態に戻ります。

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  「のびーるくん」が伸びた状態

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  「のびーるくん」が縮んだ状態

実績

• 大崎マンション。東村山第一種市街地再開発事業。

その他

■関連特許

• 特許第4054800号

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