これまで培ってきた港湾土木工事に関する知見・経験を生かし、日本国内における浮体式洋上風力発電の着実な導入と普及拡大を推進していきます。
洋上風力発電は、調査開始から風車製造、設置、運用とサプライチェーンのすそ野が広く、大量導入のポテンシャルも大きいことから、経済波及効果が見込まれ、再生可能エネルギーの主力電源化に向けた切り札とされています。特に、対象海域が排他的経済水域(EEZ)まで拡張されたことで、浮体式洋上風力発電事業の更なる導入拡大が期待されています。
当社は、これまで培ってきた港湾土木工事に関する知見・経験を生かし、日本国内における浮体式洋上風力発電の着実な導入と普及拡大を推進していきます。
SEP船「柏鶴」
セミサブ型浮体基礎
(画像提供:ジャパン マリンユナイテッド株式会社)
調査・設計、建設、メンテナンスの各フェーズで様々な工事・作業があり、これら各フェーズへの参画を目指します。
SEP船「柏鶴(はっかく)」(1,250t吊)は、モノパイル基礎や風車搭載に加え、地盤調査やジャケット基礎施工の他に上空制限があるエリアでの補助作業、基礎付属設備の設置など幅広く活用が可能です。
事業が活性化する2028年以降では作業船不足が顕著となることが想定されています。加えて、運転基数の増加に伴いブレード交換などを含む揚重作業を要する作業が増加することから、これらメンテナンス作業への参画にも取組んでいきます。
さらに、2023年よりNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)助成事業「着床式基礎における洗掘防止工の低コスト構造及び施工方法の技術開発」において、着床式基礎の洗掘防止工に着目した先進的工法を確立し、工程短縮、低コスト化に寄与する技術開発を行いました 。
また、SEP船は室蘭港を拠点として当港の持つアクセス性の高さ、周辺社会基盤の利便性や機動性を活かして事業促進や拡大へ貢献します。
SEP船によるメンテナンス工事として風車ブレード交換を実施しました。
曳航状況
作業状況
作業状況
NEDO グリーンイノベーション基金事業「洋上風力発電の低コスト化」におけるフェーズ2「浮体式洋上風力実証事業」に参画(2024年6月採択:9社コンソーシアム)し、浮体基礎への風車搭載技術の研究開発を進めるとともに、実海域での実証により社会実装の促進や国際展開に取り組みます。
また、浮体式洋上風力建設システム技術研究組合(FLOWCON)」(当社は理事会社)では、大量急速施工と合理的な建設システムに関する研究及び技術開発を進め、国土交通省の「浮体式洋上風力発電の海上施工等に関する官民WG」や、発電事業者が主体の「浮体式洋上風力技術研究組合(FLOWRA)」とも連携し浮体式洋上風力発電の着実な導入と普及拡大に貢献します。それらを通じてセミサブ型の浮体式洋上風力発電施設建設のトップランナーを目指します。
今後、浮体式洋上風力発電はEEZ(排他的経済水域)まで拡大され飛躍的な規模の増大が見込まれています。当社は、これまで積み上げてきた海上工事の経験や技術力、ステークホルダーとの信頼関係を最大限に生かし、洋上風力発電所建設事業を通じて地球温暖化防止に向けたカーボンニュートラルの実現に貢献していきます。
浮体式洋上風力建設システム技術研究組合(FLOWCON)(外部サイトへ移動します)
NEDO グリーンイノベーション基金事業/洋上風力発電の低コスト化(外部サイトへ移動します)
秋田県南部沖浮体式洋上風力実証事業/プロジェクト概要(外部サイトへ移動します)