モイスマット(コンクリート湿潤養生マット)

Moismat

概要

コンクリート構造物の品質確保および耐久性向上のためには、打込み後の初期においてコンクリート表面を十分な湿潤状態に保つことが重要です。しかし、型枠取外し後の鉛直面に対しては湿潤状態に保つための養生が水平面に比べて難しいという課題がありました。

「モイスマット(コンクリート湿潤養生マット)」は、電子線グラフト重合技術により保水性加工された不織布(コンクリート側)と、耐アルカリ性フィルム(外側)で構成された養生マットです。既存の養生マットよりも吸水時の重量が軽量で、コンクリート面への密着性がよく、長期間にわたり湿潤状態を保つことができます。

モイスマット(コンクリート湿潤養生マット)
電子線グラフト重合技術とは?

電生線を利用して繊維に様々な機能を付与させることができる改質技術で、本技術の場合は、不織布全面に均一に高分子吸水剤を結合させることにより保水性を付与させています。

特長

1)高い保水性と水分蒸発抑制効果により、鉛直面でも長期間の湿潤養生が可能であり、また養生期間中の給水作業の省力化を図れます。
2)マット全面への均一な保水性加工により、コンクリート表面への密着性に優れます。
3)吸水時でも軽量なため、持ち運びや設置作業性に優れます。
4)高分子吸水剤が脱落しないため、繰り返し使用が可能で、なおかつ保水性の機能低下もありません。
5)上記の確実な湿潤養生により、コンクリートの耐久性向上を期待できます。

実績

  • 国土交通省、その他公共機関、民間等多数

その他

技術登録

  • 新技術情報提供システム(NETIS登録番号:KK-130046-VE)

関連特許

  • 特許第5866257号

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