概要

近年、ダムや調整池における堆砂が問題となっており、その排除技術が求められています。しかしながらダムや調整池は山間部に位置し、工事用機材の搬入が制限される場合が多く、台船などの船体や、大型の重機を使った工法の適用が難しいことが多いため、大がかりな船体を使わず、簡単に堆砂を排除できる技術・工法の実現が求められていました。

そこで、陸上に設置したウィンチにより遠隔操作を可能とする、堆砂排除装置「マジックボール」を開発・実用化しました。

特長

1）大がかりな船体を必要とせず、単独でも堆砂排除可能

マジックボール単体でも土砂を吸入・排除できます。

2）陸上に設置したウィンチによる遠隔操作可能

複数台のウィンチを電波等により遠隔操作します。

3）余分な水を吸入せず、土砂を着実に吸入・排除可能

密着性の高い球面により土砂を吸込み、排除します。

4）常に直立姿勢を保ち、転ばない浚渫ボール

装置に内蔵したフローターとウェイトの適切なバランスにより直立姿勢を常に保ちます。

実績

• 民間企業　浚渫工事
• 電力会社　調整池護岸修繕工事
• 電力会社　堆砂排除工事
• その他、実績多数。

その他

■評価表彰

• 第12回国土技術開発賞入賞

■関連特許

• 特許第4903732号、特許第5331518号、特許第5393201号

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