大開孔を有するRC基礎梁の補強工法
基礎梁の中央付近には、人通用として円形の貫通孔(以下、開孔という)が設けられることが多く、その梁せいは構造上必要がなくても慣用的※1に開孔直径の3倍以上とされていました。そこで、基礎梁の梁せいを可能な限り構造上必要な分だけで抑えられるように、本工法を開発しました。
※1:日本建築学会の「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」では、「梁に設ける円形孔等の直径は、梁せいの1/3以下とすることが望ましい。」としています。
本工法は、特殊な補強金物や鉄筋以外の材料を用いるのではなく、従来から行われている開孔補強方法を改良し、開孔両端の開孔際あばら筋、同あばら筋の外側に定着した4本を1組とする斜め補強筋、ならびに開孔上下の軸方向補強筋と開孔部あばら筋を用いて補強します。
補強筋の概要
開孔の大きさおよび位置
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