中性子水分計を用いた迅速・簡単・高精度なフレッシュコンクリートの単位水量測定装置

アクアモニタ ─単位水量測定装置─

Aqua Monitor

概要

コンクリートの単位水量を打込み前に測定して管理するとともに、その結果を適切に製造工程に反映することでコンクリートの品質向上に役立てることは、高品質で耐久性の高いコンクリート構造物を構築する上で非常に重要です。
本装置は、中性子線源(252Cf)から放出される速中性子が、コンクリート中の水分に含まれる水素原子と衝突すると熱中性子に変化する原理を利用しており、熱中性子をヘリウム3(³He)比例計数管にて測定することで間接的に単位水量を推定します。測定は空気量試験で使用するエアメータ容器を利用するため、品質試験の一連作業の中で単位水量測定を行えます。

単位水量測定手順

単位水量測定手順

  • 測定原理

    測定原理

  • アクアモニタ

    アクアモニタ

特長

1)従来の測定方法から大幅に測定時間が短縮され、約70秒での測定が可能です。
2)モルタルを分離する等の熟練作業がなく、空気量試験容器にセンサ部を挿入するだけで誰でも簡単に測定可能です。
3)単位水量の測定誤差は、従来方法と同等以上の±5kg/m³未満の精度を実現しました。
●他の測定法との比較
項目\測定法 アクアモニタ 高周波加熱乾燥法 静電容量法
ウェットスクリーニング ――― 3分30秒 5分30秒
測定作業 水分計挿入10秒 質量確認2分30秒 試料充填5分
計測70秒 加熱乾燥12分 計測2分30秒
  パソコン入力2分  
洗い作業 ――― ――― 2分
測定時間 計 約1分20秒 約20分 約15分
単位水量結果
(配合170kg/m³)
166.1kg/m³ 166.1kg/m³ 167.4kg/m³
(1試料5回平均) (1試料) (3試料平均)
測定精度 −3.9kg/m³ −3.9kg/m³ −2.6kg/m³
迅速性
簡便性
正確性

実績

  • 国土交通省66件、その他公共機関9件、民間等5件(平成26年7月末現在)

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