社員の健康は、社員の幸福や企業の持続的な成長における重要な経営課題です。東亜建設工業は、社員一人ひとりが心身ともに健康で、活き活きと誇りをもって働ける職場環境づくりを進めています。社員が心豊かに活躍する企業として社会へ貢献し続けるため、社員とその家族の健康維持・増進を推進します。
取締役執行役員管理本部長が健康経営責任者となり、健康経営推進委員会を設けて健康保険組合や産業医等と連携し、健康経営を推進してまいります。
当社はこの戦略マップに沿って健康経営を推進し、経営課題の解決につとめてまいります。
当社における健康課題を踏まえて、下表のように指標および目標を設定し、計画的に課題解決に取り組んでいます。また、研修や各種情報の共有、職場の活性化等を通じて、健康経営の浸透を図っています。
健康経営に関する取組み目標と実績
指 標 | 目標値 | 実 績 | |||
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2025年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
特定保健指導該当者率 | 減少傾向 | 23.3% | 22.9% | 21.9% | 19.2% |
ストレスチェック受検率 | 100% | 85.6% | 86.1% | 82.8% | 92.1% |
十分な睡眠の取得 | 70% | 68.9% | 68.5% | 68.7% | 65.3% |
部下を持つ上司を対象に外部講師によるラインケア研修(上司が部下の心の健康状態を把握し、ケアをする)を開催し、メンタルヘルスの理解を深め、社員の心の健康を維持するとともにチームとしてのパフォーマンスの向上に役立てています。
また、新入社員研修におけるセルフケアやレジリエンス(精神的回復力)の講義を通じて、社員自らが主体的に健康を保つことを意識づけています。
産業医による健康セミナーを定期的に開催しています。「アンガーマネジメント(怒りの感情と上手に付き合う方法)」や「睡眠」など身近な健康に関わるテーマを取り上げ、社員が心身ともに健康を維持・増進できるよう情報共有を行っています。また、当社が抱える健康課題に関して様々な解説動画を社内に配信し、社員の健康意識の向上を図っています。さらに、社員の健康的な生活習慣を身につけるサポーターとして「健康増進アプリ」を提供しています。
本社建築部門および横浜支店の一部でフリーアドレスを導入し、コミュニケーションの活性化とスペースの有効活用を図っています。
「女性の健康相談窓口」を開設し、毎日24時間、スマートフォンから医師に無料相談できる体制を整えています。また、女性の健康に関する動画を配信し、女性自身の健康増進だけでなく、職場全体での女性の健康に関する理解の向上に努めています。