令和8年度日本港湾協会論文賞を受賞

2026年08月26日

このたび、当社技術顧問であり京都大学名誉教授の間瀬 肇氏を筆頭著者として、当社社員2名(武田将英・原知聡)を共著者に含む論文が、公益社団法人日本港湾協会による「令和8年度日本港湾協会論文賞」を受賞いたしました。

日本港湾協会では、港湾および港湾を取り巻く地域の振興に顕著な貢献をした人物、事業、研究開発や優れた論文、著作物等に対して、毎年顕彰を行っています。その中でも、「日本港湾協会論文賞」は、港湾の整備および海岸保全に関する優れた論文に関して顕著な功績をおさめた個人・団体に授与されるものです。

今回、『消波護岸の越波流量算定モデルの確立』として受賞した論文は、越波流量(※1)の新たな算定モデルを提案したものです。地球温暖化に伴う海面上昇や高潮・高波の増大が懸念される中、嵩上げが困難な護岸に対しては、越波対策として消波工の設置が想定されます。従来の算定手法では、消波護岸の設計にあたり追加実験等を要するなど、実務への適用性に課題がありました。本研究で提案した手法は、追加実験等を必要とせず、複雑な断面形状にも柔軟に対応可能であり、打上げ高および越波流量を簡便かつ高精度に算定できる点を特徴としています。これにより、設計プロセスの効率性と透明性の大幅な向上が期待されます。

今後も当社は、本研究で得られた成果を活かし、港湾・海岸分野における技術開発と実務への展開を進め、社会の持続可能な発展に貢献してまいります。

※1:海水の波が海岸の護岸や堤防を越えて内陸側へ流れ込む現象(越波)において、単位時間・単位幅あたりに越えていく水の量

受賞論文概要

タイトル

打上げ・越波統合算定モデルを用いた打上げ高低減による消波護岸の越波流量変化予測

著者

間瀬肇(当社技術顧問), 武田将英(当社技術研究開発センター), 由比政年, 金洙列, 原知聡(当社技術研究開発センター), 平山克也, 安田誠宏
※太字は当社社員

掲載誌

土木学会論文集, Vol. 81, No. 6, 25-00004, 2025.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejj/81/6/81_25-00004/_article/-char/ja/(外部リンク)

表彰式の様子

表彰式の様子

表彰状

表彰状

関連情報

日本港湾協会が行う顕彰(公益社団法人 日本港湾協会)