2025年03月18日
東亜建設工業株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:早川 毅、以下「当社」)、横浜ベイサイドマリーナ株式会社(神奈川県横浜市、代表取締役社長:天下谷 秀文)、八千代エンジニヤリング株式会社(本店:東京都台東区、代表取締役社長執行役員:高橋 努)は、横浜港の港湾管理者である横浜市港湾局と連携し、港湾の脱炭素化に向け、直立護岸を活用したCO2吸収源「ブルーカーボン」となる海藻(ワカメ)を繁茂させるブルーカーボン創出プロジェクトを開始します。
本プロジェクトは、国内最大級のマリーナで、商業施設などが隣接する複合型マリーナリゾートである横浜ベイサイドマリーナ(横浜市金沢区)をフィールドに行います。本プロジェクトにより、横浜港の脱炭素に向けたブルーカーボン生態系の創出を図るとともに、地域の皆さまに体験いただく環境教育などを実施し、地域とともにこの活動を進めてまいります。
横浜ベイサイドマリーナ
当社は、海洋土木工事を得意とする建設会社(マリコン)としての立場から、これまで培ってきた技術、知見を生かし、藻場造成など、ブルーカーボン生態系の創出に早くから取り組んできました。
また、「Blue・Green 青い海と青い空、そして緑あふれる街」を実現したい未来像として見据える当社においては、ブルーカーボンに資する海域の環境保全・再生・創出技術の研究開発も積極的に推進しています。
当社のESG経営基本方針に基づき、社会ニーズに応えることによる新たな社会価値創造を通じて、引き続き、企業価値の向上を目指してまいります。
護岸壁面上にワカメの種糸を巻き付けたロープを取り付け、2025年春ごろのワカメ生育最盛期に一部のワカメを採取、株数・湿重量を測定し、ブルーカーボン量を算定。その後、ワカメの胞子が飛散して背後の護岸に付着し、翌冬にワカメが生長するか確認します。
また、2025年春以降から、ワカメの種付け体験や収穫・食育などを地域の皆さまに体験いただく環境教育を実施していく予定です。
※本プロジェクトは港湾管理者などの十分な理解を得て実施しています。
横浜ベイサイドマリーナ地区内の護岸3箇所
設置イメージ
2025年3月~2026年5月(予定)
1908年(明治41年)の創業以来、鶴見・川崎臨海工業地帯の造成に始まり、得意とする海洋土木を中心に、社会資本整備に携わる総合建設会社として、時代のニーズにあわせて領域の拡大を続けています。『高い技術をもって社業の発展を図り、健全な経営により社会的責任を果たす』という企業理念(社是)に則り、『社会を支え、人と世界をつなぎ、未来を創る』という長期ビジョン〈TOA2030〉のもと、創業者・浅野総一郎が残した言葉「社会を益する」という志を体現すべく、さらなる成長を続けてまいります。
所在地 | 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー |
---|---|
代表者 | 代表取締役社長 早川 毅(はやかわ たけし) |
資本金 | 18,976,658,924円 |
設 立 | 1920年1月23日 |
URL | https://www.toa-const.co.jp/ |
横浜の海洋性レクリエーションの拠点として開発整備された「横浜ベイサイドマリーナ地区」において、マリーナの建設、管理および運営を行っています。また海洋レジャーの普及促進、海辺教育や環境保全活動の推進などに取り組み、「横浜ベイサイドマリーナ地区」の賑わいを創出しています。
所在地 | 神奈川県横浜市金沢区白帆1番地 |
---|---|
代表者 | 代表取締役社長 天下谷 秀文(あまがや ひでふみ) |
資本金 | 40億円 |
設 立 | 1993年11月10日 |
URL | https://www.ybmarina.com/ |
国内トップクラスの総合建設コンサルタントとして、国土交通省を始め官公庁から公共事業を受託し、社会インフラや環境保全に関する技術コンサルティングサービスを、設立より60年以上にわたって提供しています。近年は、これまで培った技術ノウハウを民間企業へも提供しビジネスの領域を広げています。
所在地 | 東京都台東区浅草橋5-20-8 CSタワー |
---|---|
代表者 | 代表取締役社長執行役員 高橋 努(たかはし つとむ) |
資本金 | 4億5千万円 |
設 立 | 1963年1月29日 |
URL | https://www.yachiyo-eng.co.jp/ |