インドネシア・パティンバン港(第二期) 大型港湾工事を受注

2022年12月23日

東亜建設工業株式会社(東京都新宿区:代表取締役社長 早川毅)、若築建設株式会社(東京都目黒区:代表取締役社長 烏田克彦)の2社および、インドネシアの国営建設会社ワスキタ・カルヤ社、フタマ・カルヤ社、ブランタス・アビプラヤ社の3社により組成した共同企業体はこのほど、インドネシア共和国運輸省海運総局からパティンバン港開発事業(第二期)パッケージ5: 自動車ターミナル建設工事を受注しました。

工事期間は943日(約31ヶ月)、契約金額は約290億円です。

本事業は、ジャカルタ首都圏東部のスバン県パティンバン地区において、インドネシア最大規模の国際貿易拠点となる港湾施設を建設するもので、国際協力機構(JICA)による日本政府開発援助(ODA)の有償資金協力(円借款)により実施される事業です。本工事はパティンバン港開発事業(第一期)の後続案件であり、第一期事業において建設された自動車ターミナルの拡張を行うものです。これにより首都圏の物流機能の効率化が期待されています。

今回の有償円借款には本邦技術活用条件(STEP)が適用されており、プロジェクトの迅速な実施のための工期短縮、及び軟弱地盤での埋立施工等において優位性を持つ本邦技術を活用する予定です。

東亜建設工業および若築建設は、本工事の完成に向けて両社が得意とする専門技術および豊富な経験を活かして着実に施工を行い、同国の更なる発展に貢献してまいります。

問合せ先 東亜建設工業株式会社
経営企画本部 経営企画部 広報室
TEL: 03-6757-3821
若築建設株式会社 東京本社 
経営管理部門
経営企画部 広報室
TEL: 03-3492-0308

施工場所

工事概要

  1. 工事名称
    パティンバン港開発事業(第二期) パッケージ5:自動車ターミナル建設工事
  2. 発注者
    インドネシア共和国 運輸省海運総局
  3. 請負者
    東亜建設工業株式会社
    (持ち分比率60%)
    若築建設株式会社
    (同10%)
    PT Waskita Karya (Persero) Tbk
    (同16%)
    PT Hutama Karya (Persero)
    (同 9%)
    PT Brantas Abipraya (Persero)
    (同 5%)
  4. 工事内容
    桟橋:自動車ターミナルバース 381m
    岸壁:ROROターミナル 170m、サービスボートターミナル 367m
    地盤改良:深層混合処理工法(CDM) 20ha
    埋立造成:管中混合固化処理工法(CPM)および覆砂 20ha
    泊地浚渫:1,636,325m³
    舗装:20ha
    建築(管理棟他):4,669m²
    その他港湾関連施設: 一式
    廃油処理場:2ha
    護岸築堤:L=479m

完成予想図