東亜建設工業株式会社（東京都新宿区、社長：秋山優樹）は、2021年（令和3年）2月1日付で建築事業本部 法人営業部内に「冷蔵倉庫の相談室」を新設しました。

冷蔵倉庫の現状と課題

冷蔵倉庫は、技術的に問題があると結露・結氷等の不具合が如実に現れ、場合によっては5年以上経ってから防熱不良等が現れることもあります。不具合の原因は多岐に渡っており、築10年を超えた施設（下表により3,000施設以上）では大小何らかの悩みを抱えながら使用されていることが多く、原因調査・改修等のご相談を頂いております。

※件数は、一般社団法人冷蔵倉庫協会の全国冷蔵倉庫一覧2011より

冷蔵倉庫の課題への対応

冷蔵倉庫新築・改修における結露・結氷や防熱不良を防止する計画段階の相談や、既存冷蔵倉庫における同様の不具合を改善する技術的な相談を幅広く受けるため、「冷蔵倉庫の相談室」を新設しました。
当社は累計70万トン※を超える冷蔵倉庫の施工実績（設計施工を含む）を有しており、その経験を踏まえた的確なソリューションを提供することで、お客様のご相談に真摯に対応させて頂きます。

※冷蔵倉庫の設備能力は1ｍ³＝0.4トン（1トン＝2.5ｍ³）の換算率で換算された容積トンで表示されます。これを設備トンと言い、設備能力を表しています。
（一般社団法人　日本冷蔵倉庫協会ホームページより）

付加価値のご提案

機能回復は元よりニーズに応じた機能の変更、耐震性の確保によるBCP対応、省エネの実現による環境負荷の低減など、ご相談内容に応じた的確なご提案により、お客様の事業活動を通してSDGsにも貢献できると考えています。

『冷蔵倉庫の相談室』ではこのようなご相談に対応いたします。

• ・冷蔵倉庫を新築したい
• ・冷蔵倉庫の設定温度が確保できない
• ・冷蔵倉庫の結露・結氷を改善したい
• ・冷蔵倉庫の使用電気料を下げたい
• ・冷蔵倉庫の温度帯を変更したい
• ・ドライ倉庫を冷蔵倉庫に改修したい
• ・既存施設の一部に冷蔵室・定温室を設けたい
• ・冷蔵室間の仕切り壁・開口部を増設・撤去したい
• ・冷蔵倉庫の耐震補強をしたい
• ・冷蔵倉庫を使いながら各種改修をしたい

など

新築事例

北海道小樽市
（仮称）東洋水産株式会社 石狩物流センター新築工事

改修事例

全景

荷室

神奈川県川崎市
五十嵐冷蔵株式会社 東扇島第五物流センター
建築改造工事