リデュース・リユース・リサイクル(3R)推進功労者等表彰 国土交通大臣賞を受賞

2020年11月16日

東亜建設工業株式会社(東京都新宿区:社長 秋山優樹)はこの度、令和2年度リデュース・リユース・リサイクル(3R)推進功労者等表彰におきまして国土交通大臣賞を受賞いたしました。

この表彰は、廃棄物等の3R(リデュース:発生抑制・リユース:再使用・リサイクル:再資源化)に率先して取り組み、資源の有効利用、環境への負荷の低減に継続的な活動を通じて顕著な実績を挙げている「個人・グループ・学校」及び「事業所・地方公共団体等」に対して行われるものです。

今回受賞となった事業は、相模貯水池に堆積する土砂を除去するための浚渫工事によって発生した土砂を近傍の帝京科学大学のグラウンド造成に有効活用したもので、当社が双方のニーズをマッチングさせたことによって、浚渫土砂の有効活用と盛土材に用いる土砂の省資源に寄与できたことが評価されたものと考えます。更にこれによって貯水池の堆砂対策を安定的に進めることができ、地域の安全性の確保に貢献できました。
この事業では2004年から浚渫土砂等を活用したグラウンド造成事業に着手し、造成に必要な盛土約77.8万m3の内、約78%(約61.3万m3)を相模貯水池の浚渫土砂を活用するとともに、この他UCR(株式会社建設資源広域利用センター)から斡旋された周辺での建設発生土約15.4万m3とJR東海の山梨リニア実験線延伸工事からの建設発生土約1万m3も活用して、2016年に完成しました。

相模貯水池での浚渫状況

完成したグラウンドの全景

当社は、長期ビジョン〈TOA2030〉としてかかげた「社会を支え、人と世界をつなぎ、未来を創る」の実現を目指し、ESG経営を推進しています。今回の受賞を受け、これからも環境負荷低減や社会課題の解決により、人々が安心して暮らせる「持続可能な社会の実現」に向けた取組みを継続し、SDGsに貢献してまいります。