2016年02月25日
東亜建設工業株式会社(東京都新宿区:社長 松尾正臣)、信幸建設株式会社(東京都千代田区:社長 木田正弘)および極東建設株式会社(沖縄県那覇市:社長 末吉常彦)は、従来の水中バックホウを基本とした水陸両用型0.8m³級水中バックホウ「イエローマジック8号」を開発しました。
従来、水際の施工はエンジン駆動の水陸両用型バックホウが用いられてきました。また、水中の施工は電動油圧の水中バックホウが用いられ、それぞれの領域に応じて役割を担ってきました。しかしながら、施工条件によっては同一現場において二種類のバックホウが必要となることがあります。そこで「水際から水中までを1台で」をコンセプトに、エンジン式と電動式を換装することができる「イエローマジック8号」を開発しました。従来からの豊富なアタッチメントはそのまま適用できるとともに、環境面へも配慮した水中施工機械です。
図1 水陸両用型水中施工機械「イエローマジック8号」
「イエローマジック8号」は、作業水深に応じて動力源をエンジン式と電動式に換装できる二動力方式を採用しています。また、生分解性作動油・グリースの採用しており、環境に配慮した水中施工機械です。従来からの多様なアタッチメント(水中ブレーカー、削孔機、切削機、ポンプ、コンクリート破砕機、トレンチャー、地盤改良機など)は、本機においても使用可能です。
本機は、那覇空港滑走路増設護岸築造工事において、捨石の撒き出しや荒均しなどの作業に活用されています。
図2 作業状況(エンジン式)
現場への導入を通して実績を積み重ねると共に、遠隔操縦機能の拡充ならびに耐圧性能を追求し、更なる深度へ挑戦していきます。