2015年01月13日
東亜建設工業株式会社(本社:東京都新宿区、社長:松尾正臣)は、昨年12月27日、ベトナム政府運輸交通省海事局(VINAMARINE)から「ラックフェン港防波堤・防砂堤建設工事(パッケージ10)」を受注しました。工事期間は52ヶ月、契約金額は総額約120億円です。
本事業は、ハイフォン市東部のラックフェン地区に国際大水深港を建設するとともに、周辺基礎インフラを整備することにより、ベトナムにおいて増大している貨物需要や海運市場における船舶の大型化への対応を図り、北部地域のみならず、同国の経済発展促進・国際競争力強化に寄与するものです。また、日越両国による初のPPPプロジェクトであり、2016年の開港に向けて総額約1,600億円を投じてコンテナターミナルなどが新設されます。この度の受注により当社は、円借款で整備する防波堤護岸と防砂堤建設を施工いたします。入札は2014年7月28日に行われ、価格のみならず、当社の海外での港湾施工実績が高く評価され、今回の受注に至りました。
当社はベトナム国において、「カイメップ国際コンテナターミナル建設工事」、「サイゴンプレミアコンテナターミナル建設工事」、「ハイフォン港コンテナターミナル拡張工事」等の大型港湾工事実績を有しており、本事業の初弾工事である「ラックフェン港建設(港湾)(第一期)パッケージ6」も現在施工しております。また、港湾工事だけでなく発電所建設工事の実績も多数有しております。
当社はベトナム国にて長年培ってきた技術力と経験、ローカル企業との信頼関係や現地スタッフの育成に重点を置きながら、同国の更なる発展に貢献していきます。