2014年02月26日
安藤ハザマ、株式会社淺沼組、株式会社鴻池組、西武建設株式会社、株式会社錢高組、東亜建設工業株式会社、西松建設株式会社、三井住友建設株式会社の建設8社は、建築物の設計において、CASBEE注(1)に準じて生物多様性への取り組みを評価する簡易ツール「いきものプラス™」(商標登録出願中)を開発しました。
生物多様性に関する国の基本的方針「生物多様性国家戦略2012-2020 注(2)」では、生物多様性に関する客観的な評価を可能にする、科学的基盤の強化が求められています。生物多様性の認定・認証制度としては既に、ハビタット評価認証制度(JHEP)注(3)や社会・環境貢献緑地評価システム(SEGES)注(4)などがありますが、「いきものプラス™」は建築設計者の視点に基づいて開発され、次の特長を持っています。
評価機能と付加機能から構成されており、CASBEE 新築(簡易版)における建築物の環境品質(Q)、建築物の環境負荷低減性(LR)それぞれの生物多様性に関する評価項目の一部を対象としています(図1)。
評価機能では、以下のとおり設計案の評価を行います。
付加機能として、以下のメニューを用意しています。
(注:2〜4 の機能は、当面は東京23 区のみ。)
今後8社は、生物多様性に関心の高い顧客を中心に、「いきものプラス™」を活用した提案活動を行ってまいります。そして設計施工案件への適用実績を積み上げ、本ツールの更なる展開を図ってまいります。
図1 「いきものプラス™」TOP 画面
図2 設計案数値入力画面
図3 語句選択型設計案入力画面
図4 設計案採点結果表示画面
図5 推奨緑化面積表示画面
図6 推奨植栽植物種表示画面
図7 生物間ネットワーク表示画面
図8 誘致種表示画面