「CSR報告書2008」を発行

2008年10月01日

東亜建設工業(株)(社長:鈴木 行雄)は、このたび、「CSR報告書2008」を発行しました。

2002年以来、「環境報告書」として発行してきましたが、このたび、社内外のステークホルダー(利害関係者)の皆様に対して、企業の社会的活動等を開示することを目的として「CSR報告書」に改称、再編を行いました。

報告書では、東亜グループが社会の中で責任ある存在として役割を果たし、持続可能な企業として社会に貢献することにより、「社会からの信頼を獲得」することを決意表明しています。

報告書は、これまでの環境への取組みを主体としていたものから、コンプライアンス、内部統制・情報セキュリティ、人事育成と労働環境などの項目を加え、より「企業の社会的責任」を意識した構成となっています。

また、この報告書は林野庁が推進する『木づかい運動』の一環として、国産材の活用により森林整備に貢献する『3.9ペーパーシステム』の用紙を採用しています。

『木づかい運動』とは、京都議定書で定められた”日本の森林による1,300万炭素トンのCO2吸収”の目標に向けて、国産材の積極的な利用を促進する運動です。

報告書の主な内容は、次の通りです。

  • 東亜グループのCSR活動(P.4〜6)
    東亜グループのCSR活動の推進、CSR活動の社内体制・これまでの取組みを紹介
  • コンプライアンス(P.7)
    社会から信頼される企業を目指して、法令順守活動の取組み、
    企業行動規範の周知、社内通報制度等の設置状況を公表
  • 内部統制・情報セキュリティ(P.8)
    2006年5月に取締役会で決議された「内部統制システム構築の基本方針」に基づいた
    当社の内部統制への取組み、及び情報セキュリティ向上への取組みを開示
  • マネジメントシステム(P.9〜11)
    労働安全衛生、品質/環境、事業継続(BCP)のそれぞれの
    マネジメントシステム方針、整備状況を紹介
  • 人材育成と労働環境(P.12)
    当社従業員のキャリアプラン支援や、就労環境の整備状況を紹介
  • 環境への取組み(P.13〜21)

    ・2007年度の全社環境目的・目標に対する活動結果と、
    2008年度の全社環境目的・目標を開示

    ・土木・建築現場における、環境に配慮した設計・施工技術を紹介

    ・環境保全活動として、地球温暖化防止に向けた取組み、
    オフィスにおける環境保全活動を紹介

    ・環境に関する研究開発として、天然資源利用削減への取組み、
    漁場再生への取組みを紹介

    ・環境会計・グリーン調達として、環境保全コスト、環境会計指数、
    環境保全効果(オフィス活動)を公表

  • 地域貢献とコミュニケーション(P22〜23)
    各地で開催された現場見学会、地域交流会、また、海外における洪水対策事業を紹介
  • 建設廃棄物のリサイクルと再利用(P24)
    建設廃棄物の発生量、再生資材の利用率、建設廃材のリサイクル率を公表
  • グループ会社・協力会社(P25)
    グループ会社である東亜コンクリート工業(株)と信幸建設(株)の、
    社長および従業員のコメントを紹介
  • 広報活動・アンケート(P26)
    2007年度に制作したパンフレット、ニュースリリースを紹介
  • 社外からのメッセージ(P27)
    社外からのメッセージとして、東洋大学名誉教授 米倉亮三様、
    日本大学教授 近藤健雄様、広島工業大学宮崎祐助様からのメッセージを掲載