ベトナム社会主義共和国
「カイメップ国際コンテナターミナル建設工事」を受注

2008年08月29日

カイメップ国際コンテナターミナル

東亜建設工業(株)(本社:東京都千代田区、社長:鈴木行雄)と東洋建設(株)(本社:東京都江東区、社長:赤井憲彦)は、本年8月21日、共同企業体でベトナム運輸省発注のカイメップ・チーバイ国際港湾開発事業のうち、「パッケージ1・カイメップ国際コンテナターミナル建設工事」を受注契約しました。
工事期間は48ヶ月、受注金額は総額151億円です。

本事業は、日本政府開発援助(ODA)の有償資金協力(円借款)により、我が国の軟弱地盤改良技術などを活用する本邦技術活用条件(STEP)として実施される事業です。
本工事は、ベトナム南部ホーチミン市から南へ約50kmに位置するバリアブンタウ省カイメップ地区チーバイ・カイメップ川左岸に、水深-14.0m、全長600mの岸壁、約38ヘクタール(東京ドーム8個分の面積)に及ぶコンテナヤード等を建設する工事で、工事完成後は、8万DWT級のコンテナ船の入港、年間60〜70万TEUのコンテナ受け入れが可能となります。当港湾の上下流域には、今後も同規模の港湾開発が計画されており、当港湾はその中核としての役割を担います。
ベトナム南部におけるコンテナターミナル建設市場はますます活況を呈してきており、東亜建設工業(株)が昨年6月に受注した「サイゴンプレミアコンテナターミナル建設工事」(発注者:SPCT社)以降、既に数件の同規模のコンテナターミナル建設が同地域で着手されるなど、今後ベトナム南部におけるコンテナ取扱量の飛躍的拡大が見込まれています。
当該地域は河口部であり、極めて軟弱な土質によって構成されています。今後、ベトナム政府が推進する港湾開発事業において、軟弱地盤改良技術を有する当企業体を含めたわが国企業による技術貢献に対し、国際協力という観点からも大きな期待が寄せられています。

工事概要

  1. 工事名:パッケージ1・カイメップ国際コンテナ
    ターミナル建設工事
  2. 発注者:ベトナム運輸省
  3. 工事場所:ベトナム社会主義共和国
    バリアブンタウ省カイメップ地区
  4. 工期:48ヶ月
  5. 工事内容:

    a.岸壁工事:全長600m

    b.地盤改良工事:約40ha(PVD)

    c.コンテナヤード舗装工事:約38ha

    d.建築建屋工事:11棟

  • ベトナム ホーチミン市の位置図

    ベトナム
    ホーチミン市の位置図