株式会社 ゆうあいとの業務提携について
〜双方の利点を活かし、福祉施設整備における迅速かつ機動的な事業展開を図る〜

2007年05月22日

東亜建設工業(株)は、有料老人ホームを主体に福祉事業を展開する事業運営会社である(株)ゆうあい(代表者:君嶋昇)と平成19年5月18日付で、業務提携を行った。

●業務提携の背景・目的

従来の福祉施設整備は特別養護老人ホームなど、公的補助金によるものが中心であったが、国・地方自治体の財政逼迫、在宅介護への政策転換などにより、こうした施設整備は減退傾向にあり、代わって有料老人ホームなど補助金によらない純民間資本による施設整備が主役になりつつある。また、団塊の世代が定年退職期を迎え、定年後の高齢期における居住についての需要も高まっている。

当社は、特別養護老人ホーム、老人保健施設など医療福祉分野において豊富な施工実績を持つが、高齢化社会の到来を迎えて、補助金によらない有料老人ホームを含む高齢者住宅への本格的営業展開を図っている。

一方、(株)ゆうあいは、幅広く医療福祉事業を展開する「ゆうあいグループ」の中核会社であり、既に神奈川県下において3ヶ所の介護付有料老人ホームを開設済みで、来年度にかけて更にグループホームも含めて3ヶ所の開設を予定するなど積極的な事業展開を目指している。

今回の業務提携は、高齢者住宅等の受注に注力する当社と、全国的展開を目指す(株)ゆうあいとの戦略が一致したことにより実現したものである。

●今後の事業展開

業務提携の内容としては、当社は設計・施工も含めた施設整備全般を担当し、(株)ゆうあいは行政手続きも含めた施設運営全般を担当する。事業計画、施設計画作成に当たっては双方の得意とする分野でのノウハウ・情報を持ち寄ることにより迅速かつ機動的な事業展開を図る。

当面は資本提携、共同事業などは対象外とし、業務提携期間も1年間としているが、成果を見て提携範囲の拡大、期間延長も考慮するものとする。