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現場レポート 東亜建設工業が手がけている現場から

vol.6

三陸沿岸道路(復興道路)のトンネル建設

東日本大震災から4年あまり。三陸沿岸では早期復興リーディングプロジェクトとして、宮城、岩手、青森3県の太平洋沿岸を結ぶ全長359kmの自動車専用道路である三陸沿岸道路(復興道路)の整備が急ピッチで進められています。
東亜建設工業が担当している「国道45号 小鎚第2トンネル工事」は、三陸沿岸道路のうち、岩手県釜石市から山田町までの「釜石山田道路」(延長23km)の区間内にあり、岩手県上閉伊郡大槌町小鎚から同町大槌間に新たなトンネルを建設する工事です。

施工場所

施工地図

工事概要

工事名: 国道45号 小鎚第2トンネル工事
路線: 国道45号三陸沿岸道路(釜石山田道路)
発注者: 国土交通省 東北地方整備局
工事場所: 岩手県上閉伊郡大槌町小鎚〜大槌町大槌 地内
工期: 2013年10月18日〜2016年2月1日
施工者: 東亜建設工業株式会社
現場代理人:内倉廉二
トンネル工: NATM 発破掘削方式 975m
法面工: 法枠工、グラウトアンカー
1,075m² P=51本
石・ブロック積工: 大型ブロック 253m²

施工詳細地図

施工詳細地図

トンネル進捗図

トンネル進捗図

防音扉(砂充填2層式)

砂充填2層式の防音扉は、発破掘削による騒音を約37dB、低周波音を約30dB低減させる効果があるんだよ。

仮設ヤード全景

仮設ヤード全景

トンネル掘削の施工順序

小鎚第2トンネルで進めているトンネル掘削工事の施工順序を東亜坊やが解説します。

※クリックすると拡大できます。

掘削作業(ほる、けずる)
  1. 1.掘削・装薬

    切羽に孔を空け、火薬を詰めます。
    [発破前]

    掘削・装薬
  2. 2.発破

    発破にて山を掘削します。
    [発破後]

    発破
  3. 3.ズリ処理

    掘削したズリ(土砂)をダンプに積み込み、仮置場まで運びます。

    ズリ処理
支保工作業(トンネルを強くする工夫)
  1. 1.鋼アーチ支保工建込

    アーチ型の鋼材を建込み、素掘り面を補強します。

    鋼アーチ支保工建込
  2. 2.吹付けコンクリート

    素掘り面にコンクリートを吹付けます。

    吹付けコンクリート
  3. 3.ロックボルト

    地山を穿孔し、鉄のボルトを挿入して、一体化させます。

    ロックボルト
防水工・覆工コンクリート(仕上げ)
  1. 1.防水シート設置

    吹付けコンクリート面を防水シートで覆い、トンネル内の水漏れを防ぎます。

    防水シート設置
  2. 2.覆工コンクリート打設

    セントル(トンネル用の特殊型枠)を使用して、トンネルの内部にコンクリートを打設し仕上げます。

    覆工コンクリート打設

CIM(コンストラクション インフォメーション モデリング)の導入

小鎚第2トンネル工事では、複雑な坑口部の地山形状を3次元データモデル化し、そこに設計図書より抽出した構造物をプロットすることで、当初設計と現場の乖離を管理しています。

地山の内部状況
地山の内部状況

トンネル工事で働く社員の声

所長に聞いてみました

内倉廉二(作業所長、現場代理人)

Q:トンネル工事のマネジメントで難しいところは?
A:今回のトンネルは坑口から周辺民家までの距離が近いため、発破作業などによる騒音でなるべく周辺住民の方たちの迷惑にならないよう、トンネル抗口の防音扉と現場の周囲に大規模な防音壁を建て、繰り返し騒音のシミュレーションを行いました。
また、周辺住民の方に工事内容を理解して頂くため、住民説明会や現場見学会を開催させて頂いています。
Q:トンネル工事の魅力は?
A:トンネルは実際に掘ってみなくては分からない部分があるため、日々変化する山に向き合い、見極めていく面白さがあります。上手くいった時は、山との対話ができたと感じますね。やはり一番嬉しいのは、苦労して掘ってきたトンネルが貫通して、地元の皆さんに喜んで貰った時ですね。
Q:息抜きは?
A:土曜日は夜間作業がないので、週末に好きな矢沢永吉の歌を聞きながら、ゆっくりと故郷の芋焼酎を飲むことです。飲み方はもちろんロックですよ。

集合写真

模型を使って、NATM工法の説明をする内倉所長

周辺住民の方たちへの工事説明会

周辺住民の方たちへの工事説明会

周辺住民や小学生を招いた現場見学会

周辺住民や小学生を招いた現場見学会

若手社員に聞いてみました

Q:トンネル工事で働いてる皆さんの「やりがい」は?

宮下広樹(機電職)

宮下広樹(機電職)
担当:トンネル機械電気管理全般

A:24時間施工なので、夜中に機械が故障して、メーカーが対応出来ない場合などは、自分でどうにかするしかありません。そのようなケースで、自分の力で上手く対応できた時は充実感を感じます。大変なことも多いですが、現場が会社を支えているので、やはり現場は楽しいです。

勝木洋平(土木職)

勝木洋平(土木職)
担当:トンネル工事施工管理全般

A:抗夫さん達と特殊な機械を使いながら、みんなで力をあわせて一つの穴を掘っていく仕事の現場管理をすることは、貴重な経験だと思っています。日々予定通りに行かないことが多いですが、協力会社の皆さんとやり取りしていくのは楽しいし、成長していると感じられます。

地元の大槌祭りに参加(左:勝木洋平、中:宮下広樹)

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