桟橋・岸壁・護岸の補修

 

厳しい環境にさらされた港湾構造物は、建設後20年〜30年あたりから劣化が顕在化しており、延命化のために何らかの対策が求められる事例が多く見られます。また、近年では鉄筋コンクリート補修部の「再劣化」現象も多く見られ、適切な補修工法にノウハウが求められています。このような状況に適切に対応するためには、水中を含め、普段見ることのできない部材についても、経験豊富な専門家がまず始めに目視点検することが大切です。

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補修計画策定には、決定するための調査と対策工法について、幅広い知識と経験を有する専門家のノウハウを必要とします。
東亜建設工業では、以下に示すような独自技術だけではなく、鋼材やコンクリートの維持管理に関する専門家集団を有しています。これら専門家は、各示方書の改訂や研究分野でも活躍しており、港湾構造物(鋼・コンクリート)の劣化調査・点検診断・維持管理計画策定の業務にあたっています。

(土木学会:特別上級技術者 日本技術士会:技術士 沿岸技術研究センター:海洋・港湾構造物維持管理士 日本コンクリート工学協会:コンクリート診断士 他)

また、地域に根ざした施工管理技術者と連携し、お客様のニーズを的確に捉え、最適な対策技術の選定、それに基づく設計・施工等の総合的なエンジニアリングを提供いたします。

塩害劣化予測技術

維持管理・補修計画立案システム〜リマイン(RE-MAIN)

鉄筋コンクリートの塩害劣化予測技術は、フィックの拡散方程式を用いたものが広く浸透してきました。本システムの基幹部分もこの理論を用いています。本システムには、@劣化事例に関する情報をデータベースとして持っていることから、調査選定箇所を的確に選定できる、A補修の要否判定を期待耐用年数のほか、対象範囲を考慮して判定できる、B表面被覆塗装などの補修条件を取り込んで劣化予測ができる、などの特長があります。

構造物のリニューアル技術

FRP永久型枠工法

FRP永久型枠工法は、断面修復用の型枠として軽量で剛性の高いFRP板を用いた複合構造材です。施工後もこの型枠を残すことによって、表面被覆としての効果を付与できる、補修部の耐久性と施工の効率化を向上させる工法です。
(NETIS KTK-040004-A)

ペトロラタム防食

鋼管杭の腐食や孔食を防止するために、鋼管杭に防食テープを巻きつけ、さらに流木などによる防食テープの損傷を防止するために、FRPカバーを取り付け鋼管杭を腐食から守ります。

グラウトサットホルダー

桟橋などでは、既設の鋼管杭を有効に利用するために、健全な部分を残して鋼管杭を切断し、上部工とともに撤去する工法があります。撤去後、一回り大きい鋼管(鞘管)を既設杭に挿入して空隙部にグラウト材を注入し、所定の位置に固定して、上部工を構築します。グラウトサットホルダーは、鞘管を固定するために用いる特殊な工法です。鋼管杭への水中溶接が最小限となる点が特長です。

シーコン(水中不分離性コンクリート)

水中不分離性コンクリートは、コンクリート標準示方書にも規定された一般的なコンクリートですが、シーコンは混和剤に特長があり、施工実績の豊富な水中不分離性コンクリートです。

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