ケニア モンバサ経済特区開発計画(第一期)港湾工事を受注

2024年02月05日

東亜建設工業株式会社(東京都新宿区:代表取締役社長 早川毅)はこのほど、ケニア共和国ケニア港湾公社(Kenya Ports Authority : KPA)より、モンバサ経済特区開発計画(第一期)港湾工事を受注しました。

工事期間は1,156日(約38ヶ月)、契約金額は約335億円です。

本事業は、国際協力機構(JICA)による日本政府開発援助(ODA)の有償資金協力(円借款)により実施されるもので、モンバサ港南岸のドンゴクンドゥ地域において、モンバサ経済特区開発に関する港湾工事を行うものになります。本事業では、円借款の中でも本邦技術活用条件(STEP)が適用され、日本の優れた技術としてジャケット式桟橋工法※などが実施される予定です。

ケニア共和国政府は2030年までに中所得国入りを目指す長期開発計画(Kenya Vision 2030)を策定しており、その実現のために優先すべきプロジェクトの一つに、モンバサの経済特区開発を位置付けております。モンバサ港は東アフリカ地域最大の貿易港であり、ウガンダやルワンダなどの内陸国へ続く北部回廊の起点として、重要な役割を果たしてきました。本工事により自動車ヤード及びコンテナヤードを建設することで、既存のモンバサ港の混雑緩和および今後開発が進む経済特区の輸出入の促進が期待できます。

当社は、本工事の完成に向けて、得意とする専門技術および豊富な経験を活かして着実に施工を行うとともに、ケニア共和国の経済成長・発展に伴う様々なインフラ整備需要に対し、引き続き、プロジェクトへの参画を通じて、同国をはじめとするアフリカ諸国の更なる発展に貢献して参ります。

※ジャケット式桟橋工法とは、あらかじめ海上に打設した鋼管杭に工場製作の鋼製ジャケットを被せて溶接などで一体化する工法。他の直杭式工法と比べて、大きな水平剛性による耐震性、杭本数を低減することによる経済性が特徴であり、工場製作のため安定した品質と信頼性の確保や海上施工期間の短縮が可能となる工法です。

工事概要

  1. 工事名称
    モンバサ経済特区開発計画(第一期)港湾工事
  2. 発注者
    ケニア港湾公社(Kenya Ports Authority)
  3. 請負者
    東亜建設工業株式会社
  4. 主要工事内容
    浚渫工事 :2,590,000 m3
    埋立工事 :430,000 m3
    岸壁工事
    (鋼管杭+ジャケット)
    :300 m × 50 m
    連絡路工事 :214 m × 20 m
    地盤改良
    プレファブリケイティッド
    バーチカルドレーン工事
    :4,470,000 m
     14.9 ha
    舗装工 :118,000 m2
    排水工 :2,690 m
    建築施設
    (管理棟など計16施設)
    :11,595 m2
    (延床面積)

施工場所

施工場所
施工場所

完成予想図

完成予想図

本件に関するお問い合わせ先

東亜建設工業株式会社
経営企画本部 経営企画部 広報室
TEL:03-6757-3821 / FAX:03-6757-3830