2023年5月12日
東亜建設工業と大林組が、共同で建造を行っていたSEP(Self Elevating Platform:自己昇降式作業台船)が、2023年4月に完成しました。
両社は、国内の洋上風力発電所建設市場拡大に対応するため、2018年にSEPの建造に着手しました。途中、洋上風力発電設備の大型化に対応するため、クレーン吊り上げ能力の増強などの設計変更を経て、2023年4月に完成しました。建造は国内の気象・海象条件を熟知したジャパン マリンユナイテッド社が基本設計から建造までを一貫して行い、日本特有の建設条件に幅広く対応したSEPとなっています。
完成したSEP写真
東亜建設工業と大林組は、日本国内における洋上風力発電の導入拡大を通じて脱炭素社会の実現に貢献していきます。
※船名の由来:「柏」は、大林組の旧社章に用いられた意匠(創業者の家紋である「丸に土佐柏」)に由来。
「鶴」は、東亜建設工業の発祥の地「鶴見」と創業者三名を表すシンボル マーク「三羽鶴」に由来。
項目 | 仕様 | |
---|---|---|
主要目 | 設計・建造 | ジャパン マリンユナイテッド |
建造年月 | 2023年4月 | |
船級 | NK | |
航行区域 | 沿海 | |
船体寸法 | 長さx 幅 x 深さ | 88 x 40 x 7(m) |
喫水 | 4.6 ※1 / 6.6 ※2(m) | |
メインデッキエリア | 2,000m² | |
デッキロード | 10t/m² (一部20t/m²) | |
レグ | レグ本数 | 角型4本 |
長さ | 約63m※3 | |
最大搭載能力 | 約4,800t | |
居住区 | 54名 | |
DPSシステム | システム | DP1 |
スラスター | 1,400kW × 4基 | |
クレーン | 主クレーン | 1,250t x 18.5m |
環境性能 | IMO2次規制適合 | |
操船ウインチ | 50t x 4基 |
※1:水線面から船体底部まで
※2:水線面からスパッドカン底部まで
※3:70mまで延長可能
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モノパイル打設時の高精度な管理を実現
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