当社社員らが共同執筆した論文が、公益社団法人土木学会が表彰する「令和3年度土木学会賞・論文賞」を受賞いたしました。
この「論文賞」は、土木工学における学術・技術の進歩、発展に顕著な貢献をなしたと認められる論文の著者に授与されるもので、大正9年(1920年)から続く、我が国の土木分野では最高位に位置付けられるたいへん名誉ある論文賞です。当社の長い歴史の中で、初めての受賞となりました。
気候変動によって「高潮災害」も激甚化が予想されています。受賞論文では、高潮の「浸水予測シミュレーション」を従来の方法よりも精度を向上させたことが評価されました。この成果によって、ハザードマップなどの安全情報をより現実に近づけることができます。
最後に、受賞論文は日本語で出版されましたが、土木学会論文集編集委員会の特別な推薦を受け、英語の翻訳論文も出版されました。日本をはじめ、世界中の方々の安全安心の一助になれば幸いです。