「ソイルセパレータ・マルチ工法」が
第15回国土技術開発賞で「最優秀賞」

2013年07月09日

東亜建設工業株式会社が開発した「ソイルセパレータ・マルチ工法」が、第15回国土技術開発賞(主催:一般財団法人国土技術研究センター・一般財団法人沿岸技術研究センター、後援:国土交通省)において「最優秀賞」を受賞し、7月5日に東京国際フォーラムにて表彰式が執り行われました。

  • 写真中:太田国土交通大臣
  • 写真右:松尾社長  [東亜建設工業(株)]
  • 写真左:御手洗GL [東亜建設工業(株)]

国土技術開発賞は、建設産業における新技術の研究開発意欲及び技術水準の向上を目的に、優れた新技術及びその開発に貢献した技術開発者を表彰しています。 対象となる技術は、概ね過去5年以内に技術開発し、過去3年間以内に実用化された新技術です。今年度は、21件の応募があり、第15回国土技術開発賞選考委員会において厳正な審査を行った結果、10件(最優秀賞1件、優秀賞3件、入賞2件、地域貢献技術賞4件)の新技術が選ばれました。

今回最優秀賞を受賞した「ソイルセパレータ・マルチ工法」は、当社が浚渫土砂の減容化およびリサイクルを目的に開発した工法です。

東日本大震災による津波で大量に発生した土砂は、ごみやがれきが混入した津波堆積物と呼ばれ、この津波堆積物の処理・処分の遅れが、被災地の復旧・復興の妨げの要因のひとつとなっています。そこで、当社は「ソイルセパレータ・マルチ工法」を応用し、津波堆積土砂から数o程度の細かいがれき、ごみを分別・除去し、さらに土砂部分を分級して粘土分を極力除去することで廃棄物を取り除くリサイクル技術を確立しました。

当社は今後も引き続き、「ソイルセパレータ・マルチ工法」などの技術を活用し、被災地の早期復旧、復興に携ってまいります。

<関連ページ>

●一般財団法人国土技術研究センター「第15回国土技術開発賞」

http://www.jice.or.jp/kaihatsusho/201307050.html

●東亜建設工業|プレスリリース|「ソイルセパレータ・マルチ工法」を津波堆積物の分級に初採用

https://www.toa-const.co.jp/company/release/2013/130131.html

本件に関するお問い合わせ先

東亜建設工業株式会社 経営企画部広報室 清水
TEL:03-6757-3821 / FAX:03-6757-3830