「プラグマジック工法」が第5回国土技術開発賞で「入賞」

2003年10月03日

東亜建設工業が開発した「プラグマジック工法」が、第5回国土技術開発賞(主催:財団法人国土技術研究センター、財団法人沿岸開発技術研究センター 後援:国土交通省)において入賞し、9月30日に表彰式が執り行われました。

  • 表彰式の様子
    表彰式の様子
  • 授与された楯
    授与された楯

国土技術開発賞は、建設産業における新技術の研究開発意欲および技術水準の向上を目的に、優れた新技術とその開発に貢献した技術開発者を表彰しています。対象となる技術は、過去5年以内に開発し、過去3年間以内に実用化した新技術です。今年度は、民間法人や行政機関などから60件の応募があり、中村英夫武蔵工業大学教授を委員長とする選考委員会で厳正な審査を行った結果、13件(最優秀賞1件、優秀賞2件、入賞10件)の新技術が選ばれました。

今回入賞した「プラグマジック工法」は、圧送管内で軟泥と固化材の混練りを行い、軟弱な浚渫土を改良して埋立地の地盤材料などに再利用する工法です。平成13年に中部国際空港空港島造成工事(その1)で採用され、高度な品質管理のもと、空港島の約3分の1にあたる140haに改良浚渫土約1000万m3を約16ヵ月で打設する急速施工を実現しています。

今後は、臨海部での埋立はもちろん陸上部の盛土工事にも適用しつつ、河川・湖沼の維持浚渫土砂のリサイクルにも対応していきます。

<関連ページ>

●財団法人国土技術研究センター「第5回国土技術開発賞」
http://www.jice.or.jp/jishujigyo/kaihatsusho/05gaiyou/

●東亜建設工業│東亜の技術│
プラグマジック工法