鋼材防食システム
既存の杭を補修する場合、既存の防食ライニングの除去作業が必要となります。その後、鋼材表面の清掃をした後(SIS St.2)、防錆ペーストを塗り防錆テープを55%程度ラップさせながら巻き付けます。防食テープは、ペトロラタムなどを主成分とする防錆剤をグリース状にして不織布に含浸させたもので、長期にわたって粘着性と柔軟性を保ち、撥水性も併せて持つことから、20年以上の防錆効果を維持できるとされています。
防食テープを巻きつけた後、防食テープを鋼管杭に適度の強さで押さえつけ、さらに流木などによる損傷を防止するために、発泡ポリエチレンシートを挟んでFRPカバーを取り付けます。
鋼材の防食工法として適用される工法です。防錆剤の作用により鋼材表面を安定な酸化被膜で覆うため、下地処理が塗装系の防食工法に比較して簡便です。
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