桟橋などの鉄筋コンクリート製の構造物の塩害に対する補修工法として、電気防食工法は最も信頼性の高い工法の1つです。コンクリート中の鉄筋に対して、コンクリート表面に取付けた陽極から防食電流を流し、鉄筋の腐食を防止する方法です。
現在実用化されている電気防食工法には、「防食対象面全体に陽極を設置する面状陽極方式」、「防食対称面に一定間隔で線状の陽極材を設置する線状陽極方式」、「棒状あるいは塊状の陽極をコンクリート内に挿入/設置する点状陽極方式」に分けることができます。
面状陽極では、チタンメッシュをコンクリート表面に設置し、電流分配材(チタン製)をメッシュに溶接し、これら陽極をモルタル等によって被覆した後、外部の直流電源から電流を流す方法です。
線状陽極は、コンクリート表面を切削して溝を作り、その中に帯状の陽極と電流分配材(チタン製)を設置して、溝をモルタル等によって埋め戻し、外部の直流電源から電流を流す方法です。
なお、流電陽極方式も実績があり、亜鉛陽極方式、アルミ陽極方式のいずれも実施しています。CP工法研究会:http://www.cp-ken.jp/、日本エルガード協会:http://www.elgard.com/の会員である。
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